漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2020年41号】週刊少年ジャンプ感想 新連載:ぼくらの血盟

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週刊少年ジャンプ2020年41号 集英社

注意
ネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。



ぼくらの血盟

読切「誓約の紅」の連載版!

何となく設定を覚えていたのでスラスラ読めました。設定はほぼ同じでしたが、ストーリーはかなり変わってましたね。
読切のときはもっと兄弟だけにフォーカスしてた記憶があります。


巻頭カラー良いですね〜。
黒髪と赤い目、黒い背景と赤いリボン(?)とシンプルな配色なんですが、良い雰囲気出てますよね。好きなイラストです。
赤いリボンは蝶をイメージしてるんでしょうか?


全体的には詰め込みすぎな印象を受けました…。
設定の数もさることながら、コマ数とセリフが多いからかな?
あと回想もありましたしね。


詠唱とか兄弟の絆とかは結構好みだったので、次回以降も楽しみにしたいと思います。


Dr.STONE

「知りすぎてた」と「知らない」の対比が最高ですね…。
こういうの大好物です。

読者も現代の価値観を持ってるので、「そう来るか!」という驚きはアメリカ側に近いと思います。違うのはそれを喜べるかどうか笑


「常識で考えたら負ける」「常識が間違ってるから勝てる」に持っていかれたら、読者としては黙るしかないですね笑


ONE PIECE

わちゃわちゃしていて乱戦感がありますね。

イヌネコのスーロンが楽しみです。直前にはジャックが描かれてますし、やはりイヌネコvsジャックのリベンジ戦になるんでしょうか。
素の状態で1vs1で互角だったんだから、二人で協力したら普通に勝てると思いますけどどうなるか…。


ナンバーズの強さがよく分からないな…。
ゾロもジンベエも余裕で攻撃を防いでるけど、ルフィはギア4しないと倒せないくらいには強いのかな?


ローを解放したのはやっぱりドレークだったんですね。
カイドウの部下になってる最悪の世代は全員裏切ると思ってるんですが、とりあえず一人目です。

ホーキンスは裏切る気ないのかな?
服従したときからだけど何か情けないよねこのキャラ。海賊王になる気がないんでしょうか(辛辣)


高校生家族

先週の「息子-父-娘」の一直線受験ギャグが好きだったので、今回のCカラーは声出して笑っちゃいました。
てかゴメスの席もあるのかよ笑

ゼリーのネタも緩くて好きですね。こういうの…こういうので良いんだよ…。


呪術廻戦

1ページ目の改造人間のセリフで、高校生家族でにやけてた表情が一気に固まりました。

副編集長、お願いですから掲載順は緩急を考えてください…。


「胸糞悪いけど真人の工夫を駆使したバトル自体は面白いんだよね。胸糞悪いけど」とか考えながらバトルを眺めてたら、唐突のじゅんぺいで…何かもう…。
悲しいとか悔しいとか怒りとかそういうのじゃなくて…笑えてきちゃうんですよね。ここまで来ると。


躰道の『卍蹴り』!!!」

…いや、ちょっと待て。いくらゴリラ廻戦とはいえ、いきなりナチュラルに格闘技出てくるの謎すぎるでしょ笑

前から疑問に思ってたんだけど、その格闘技術とセンスはどこで学んだんだよ。
高専か?高専なのか?高専はもっと呪術っぽいこと教えろよ!笑


BURN THE WITCH

キターー!!やっぱり来ましたseason2!!

1年に数回のペースでシリーズ連載を繰り返すことになるんですかね。
ジャンプの楽しみがまた一つ増えました。来週のジャンプには載ってないのが寂しいです。


そっちか!と叫びたくなるような急展開。

見開きはゾワっとするような迫力がありましたし、何より最終目標が見えたおかげで、今後の展開へのイメージが無限に膨らみ出してワクワクしてます。

こんな陳腐な展開を予想してた自分がバカみたいですね笑


「スプレー×魔法陣×召喚」でワクワクしない少年がこの世界のどこにいると言うんですか…。

これまでの詠唱だけでも十二分にオサレだったのに、「解放番号」「解錠」という用語の組み合わせのセンスとか、本当に隅から隅まで凄いです。
俺の中の厨二心が騒ぐぜ…(厨二)


1話冒頭でも触れられた「魔法が解ける本当の理由」がここで来ますか!

メイシーを救う言葉でもあり、ニニーのキャラそのものを表す言葉でもあります。
まさに一石二鳥。ニニーちゃんカッコいい…。

たった4話でこんなにキャラのことを好きになれる漫画あります!?


メイシーのケリがついたところで、バトルをスパッと終わらせる思い切りの良さが凄いですね。

そして、謎の剣(イギリスが舞台だしエクスカリバー?)、チーフの謎、メイシー保護、大目標の提示、バングナイフの背景…と怒涛の新情報。
次の連載まで期間が空くことを有効活用しすぎですよ笑


それでも最後はしっかり尺をとったバルゴとノエルちゃんのハグで〆るという完璧っぷり。

なるほど…。この先生がレジェンドと呼ばれるわけですよ。ほんと凄い漫画でした。

アニメも楽しみです。


僕とロボコ

今週はパロディがたっぷり。比較的分かりやすいものが多くてありがたかったです。


鬼滅のパロディまでは我慢できたけど、お約束のパロディは我慢できなかったです笑

てか、お約束は別に実写化しないですよね…?無意味にフジテレビをディスらないで下さい笑

ん?もしかしてこれ、「存在しない記憶」という呪術のパロディをやってるんじゃ…(んなわけ)


OMの那須さんはワートリパロディということで良いんですかね?

髪型と髪色が似てないこともないですし、何より好戦的なところがそっくりです(違うそうじゃない)


仄見える少年

扉絵、何が隠されてるのか勘ぐりながら見るの楽しいですね。
今回は扉の上の目玉親父みたいなやつしか見つけれなかったけど、他にも何かあるのかも(疑心暗鬼)

目玉親父はラストで新キャラにあっさり祓われてたし、雑魚霊怪っぽいですね。
呪術の蠅頭みたいなポジションかな。


ホラー演出が今週もキマってますね〜。

読み返したら本当に「うん」が大量に見つかりました。

ホラー映画とかは苦手なんですけど、この作品の気づいた瞬間のゾワっとした雰囲気は何故か気に入ってます。


3週連続でラストにヒロインのアップ。

可愛い。可愛すぎてあざとい。あざといけど可愛い。
つまり可愛いは正義です。


チェンソーマン

「アーノロン症候群・粗唖・比尾山大噴火」は、現実世界に本当に存在してないやつなんですね。

てっきり自分の知識不足で知らないけれど、本当は有名なやつなのかと思ってしまいました(それを知識不足と言う)


フィクションとはいえ、ナチスユダヤ人の話を忘れられた例として使ってるの、チェンソーマンでしか出来ないだろうなって。普通は避けるでしょ。

「忘れてはいけないものが忘れられている→マキマの思想を否定している」という解釈が出来ないことはないけど…。


アンデッドアンラック

100個目の理の答え合わせ。

深読みし過ぎて結論は間違えましたが「公転がない」までは合ってました。

作中描写から公転の不在を導く考察を丁寧に書いてあるので是非。



「公転が存在しない」ということで一連の説明がつくとは言え、「公転が100個目の理」というのは、銀河の次に追加される理として少々インパクトに欠けるように思われます。

この記事の中ではこんなことを書いていましたが…。

Revolutionは『公転』と『革命』のダブルミーニングになっていて、ビリーの裏切りも同時に明らかになったので、全然インパクトに欠けてませんでした。

そんなん気づけるかよ!笑


「公転がないなら季節もないはずでは?」という疑問に「季節のUMAがいます」と答えを即提示してくるのが最適解すぎるよ…。


季節のUMA
・スプリング
ビジュアルだけなら一番好きです。

・サマー
水風船か花火の玉ですかね。

・オータム
このキャラデザは、「読書の秋」「本の虫」ということでしょうか。
初読では、本を無理矢理読まされてるのかと思ったんですが、色んな人のツイートを見てると「頭が本に変えられてる」というのを見かけました。なるほど…怖…。

・ウィンター
北欧神話ではラグナロクの前に終わらない冬が始まるので、ウィンターの討伐は失敗してアンデラ世界でも冬が続くことになると思います。


エストの報酬
・古代遺物イージス
イージスは、ギリシア神話のあらゆる邪悪・災厄を払う防具アイギスの英語読みですね。
アンデラの災厄といえばラグナロクですが、ラグナロクを乗り越えるヒントはイージスにあるのかもしれません。

・不変
ジーナの不変が移った新しい否定者ですね。
不変を使いこなすには時間がかかるので(2巻プロフィール参照)、戦力としては期待出来なさそうです。
ただ、ヴィクトールが「不変は惜しかったが」と言っているように、不変はラグナロクにおいて重要な役割を果たす能力なのかもしれません。

UMAゴースト
現実世界に存在するものしか追加しないとは確かに言ってないけど…。完全に想定外のUMAでした笑
これが追加されると亡くなった人が幽霊として登場する?ジーナ再登場説」もあるようでワクワクしてます。

・古代遺物リメンバー
「リメンバー=思い出す、覚えている」
前ループの記憶を引き継ぐためのアイテムでしょうか?バックアップ的なイメージです。
ジュイスはこれを使って今までのループの記憶を持ってるのかもしれません。


UMA公転を追加する」のところに描かれてる軌道が変ですね。渦巻になってます。
「公転」の概念がそもそも現実と違う可能性までありますね。


北欧神話では何回繰り返すとか(多分)言われてないんですが、アンデラ世界は何回でも繰り返されるみたいですね。

「この状況は初めてか?」というビリーの言葉から、ビリーは前ループの記憶がなくて事情だけ知ってる、ジュイスには前ループの記憶もある、と考えられそうです。


一心死ぬの…?
単行本おまけでしれっと能力が判明してたのはそういうことだったんですか?戦闘タイプでもないですし、引き際と言われれば確かにそうなんですけどね。

クソデカフォントなしでの退場はボイドさん以来の快挙となりますが果たして…!?


百発百中の跳弾と致命傷からの回復から察するに、やはりビリーの能力は奇跡を起こす「UNBELIEVABLE-不信-」かな。
じゃあ不公平は誰なんだよってなるんですけど。

ビリーがアンダーのボスってことではないですよね?


そう言えば、UMAバーンは討伐じゃなくて捕獲でしたね。
頭に2人乗っているように見えるんですが、これは誰でしょう?気のせいですかね?


表紙・巻頭カラー!やったーー!!
先週のマッシュルの「重大発表」予告は他人事だと思ってたけど、まさかのアンデラもだったとは。いや、いずれにせよ他人事なんだけどね笑





灼熱のニライカナイ

「世界最速の海洋動物だ」→車であっさり追いつく』のくだりが好きでした。

そりゃそうなんでしょうけどね笑
これをわざわざネタとして使うのがこの漫画らしいな〜と。


こういう、シリアスとギャグを織り交ぜて使うバランスがこの漫画の面白いところだと思います。


破壊神マグちゃん

唯歌ちゃん、イラッとさせてくるキャラですか…。

マグちゃんと張り合おうとする生意気枠にはナプタークがいますが、彼は大体セットで自滅してバランスをとってくるんですよね。
唯歌ちゃんは助けられた後も一切反省なしだったのが凄いなと。


マグちゃんの子供っぽさを出すために、マグちゃんと素で張り合おうとする人間キャラが欲しかったのかな…?

マグちゃん・ナプターク・流々ちゃん・練のメイン4人だけでも日常系ギャグ漫画として回せそうだったのに、イズマとか扱いの難しそうな新キャラが登場させすぎな気がします。


夜桜さんちの大作戦

六美回!六美回だ!!
約束された勝利すぎるよ…。


六美の可愛いリアクションが色々見れたのも良かったですが、一番笑ったのは七悪の試食のリアクション「ボッ」でした。
これ結構シリアスな設定だったはずなのに…笑

二刃の「命を刈り奪る味がするね」「命を刈り奪る形をしてるだろ?」のパロディですね。BTWに合わせたのかな?笑




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