漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2020年43号】週刊少年ジャンプ感想 表紙:呪術廻戦

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週刊少年ジャンプ2020年43号表紙 集英社

注意
ネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。


これまでは掲載順で感想を書いていましたが、今回はアンケートで送る3作品から書いてみました。
4作品目からは掲載順です。



🥇僕のヒーローアカデミア

いや〜ビックリしました。
ラストの見開きが目に入った瞬間にはゾワッとしましたよ…。

完全に予想外の展開だったんですが、今振り返ってみると、先週の回想は今回へのフリだったのかもしれません。


冒頭のデクの連続攻撃とか、「その為の力だ!! 」とか、「頑張れって感じのデクだ」とか、プロミネンスバーンとか、見所は沢山あったはずなんですが、ラストの衝撃がそれら全てを超えていきました…。

文句なしでアンケート1位ですね。


「身体が勝手に動いてた」というのは1話のデクと同じですね。

かっちゃんのヒーローとしての在り方が変わったから爆豪勝己ライジング」ってことなんでしょうか?
確かにこれまでの彼の言動から考えると意外な行動ではあったんですが、彼のヒーローとしての精神性から考えるとそこまで意外じゃ無い気もするんですよね…。う〜ん。

意味や文脈が大量に詰め込まれてるはずのシーンだと思うんですが、描写そのもの以上のことをほぼ読み取れない自分のガバ読みっぷりが情けないですね…。


🥈BLADE KID

近未来杯エントリーNo.2

もう…画面がヤバかったです。
特にクライマックス怒涛の4連続見開きはテンションぶち上がりました。


登場キャラと設定が多めで(主人公のキャラデザも変わるし)、序盤はついて行くのが少し大変でした。ですが、全キャラの個性が強いおかげで、流し読みでもほぼ把握できました。バトルシーンも設定を理解してなくても圧巻…!

これはアンケートを送らなきゃですね…。


ちなみに作者の岩倉先生は、ジャンプGIGA 2020 WINTERに「侍ZOMBIE」という読切を載せられています。

僕の自説である「ジャンプGIGA 2020 WINTER 最強説」がより一層現実味を帯びてきましたよ。
本当に面白い読切ばかり載っている号なのでオススメです!


🥉呪術廻戦

表紙カッコいいー!(語彙力)

宿儺と虎杖が背中合わせの構図もカッコよさを出してますが、一番カッコよさに貢献してるのは配色ですね。
黒と赤の組み合わせは最強です笑


巻頭カラーも良いー!(やはり語彙力)

これ、背景は実際の写真ですね。巻頭カラーで実写×イラストなんて初めて見ました。

木漏れ日をリアルに描くことで上手くキャラと背景が馴染んでるように思います。

芥見先生の引き出し多い…。凄い。


流石ッス!野薔薇の姉貴ッ!!

「『共鳴り』が効くかも」という考察は見かけてましたが、まさかここまで有効とは…!
野薔薇さんにやられる為だけに分身したんじゃねえかと思うほど相性が良いですね。

真人はせっかく分身したのに、二人とも天敵と戦うことになるとは運がない…笑


「オマエ分身かなんかで 術式使えねぇんだろ!!」という予想もドンピシャ。
カンも冴えてますね〜。そして顔が怖い笑

いいぞ!このまま祓ってやれ!!


今後の展開を軽く予想しておくと、偽夏油が呪霊操術で真人を取り込むと思っています。

※詳しくはこの記事で書いてます。

野薔薇と戦ってる方の真人は他人の身体を弄れないようなので、偽夏油に取り込まれるのは虎杖が戦ってる方の真人になりそうですね。



ONE PIECE

錦えもんがちょっと意外な活躍。
そういやパンクハザードでも炎を斬ってましたっけ。

おでん城跡がカイドウの熱息(ボロブレス)で吹き飛ばされたときは、錦えもんは別行動でした。活躍シーンをここまで温存してたのかもね。


イヌネコのスーロンがお披露目!
月をバックにした見開きがカッコいいですね〜。

ジャックに勝ち目が無いのは察してましたが、バトルが一切描かれないとは扱いが酷い…。
敵組織の最高幹部のくせに、登場以来ほとんど良い所が無いんじゃないかな笑


今回の戦争では、誰も誰が戦うというマッチアップがあやふやで、流動的に戦う相手が変わってますね。

このおかげで乱戦感はありますが、バトルがあまり進んでない気がします…。そろそろ幹部級を倒していって欲しいですね。

え?ジャック?知らんよそんな奴。


マッシュル-MASHLE-

シリアスなバトル漫画が多い誌面で、ギャグテイストなバトル漫画はありがたいです…。
変に気負わずに読めますよね。


そして、ギャグテイストなのに薄っぺらくはないのが凄いところ。
バトルにはテーマがあるし、見開きは爽快。今回のラストのレスバトルも(屁理屈だけど)カッコよかったです。


まさかこの作品の存在をこんなにありがたがる日が来るとは…笑


高校生家族

先週は父親回、今週は妹回と順当な流れ。
次は母親回、そしてゴメス回…?ゴメス回も来るのか??


そこまで爆発力があるわけじゃないんですが、常に笑いの雰囲気が出てる気がします。このゆるい空気感が好きですね〜。

掲載順はもう少し後ろでお願いします。〆の料理のような感覚で読みたいんで。


Dr.STONE

アメリカ編の決着は「千空の科学に向き合う姿勢にゼノが惚れ込んで和解する」と予想してたんですが、まさかクロムが和解のきっかけになるんですか!?


旧世界の論理に縛られたゼノと、新世界で自由な考えのクロム。
クロムの考えは、21世紀を知らないが故の発想ですね。

前々回の「知りすぎてた」「知らないんでね」ともリンクしている気がします。


仄見える少年

ボンコレが拾えなかった伏線を拾ってあげたんですね(違う)

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左:仄見える少年 第5話 後藤冬吾 松浦健人 右:ボーンコレクション 第8話 雲母坂盾


天狗は可愛かったし、論理バトルも面白かったし、普通に良かったんだけど…普通なんですよね。

今回で「解決→新展開へのヒキ」くらいのスピード感を期待してたんですが、そこまでは進みませんでした。

少しずつ興味が薄れてきましたが、まだまだ次回に期待です。


夜桜さんちの大作戦

「前後編の家族旅行とかほのぼのしてて良いね〜」と完全に油断して"いつもの夜桜"を読んでたら…
え!?これは何ですか…?

でも良いぞ!君たちなら良いぞ!
おっぱじめろ!!(下品)


僕らの血盟

普通に3話が面白くて戸惑ってます…。

「2話でこれをやれよ」と思わないこともないですが、今回の兄弟の連携は前回のエピソードありきですからね…。

意外と…意外とアリなのか??


チェンソーマン

えええええ!?

どうせマキマのクソ野郎の仕業なんでしょうけど、それでもレゼとクァンシの再登場は素直に嬉しいですね!!

あ、刀マンはどうでもいいです。あと最初の4人は誰です?



アンデッドアンラック

ユニオンが否定者だけでなく、全員で動いてるのが良いですね〜。

「作戦」「緊急移動」「緊急配備」とか、響きのカッコいい単語からはエヴァっぽさも感じました。聞いてるだけでワクワクしてくるやつですね。


ミコちゃん大活躍!

「パピー」と言いかけて「Drニコ」と言い直してるところとか、喜びが高じて腹パンしてるところとか、色んな表情が見れて楽しかったです。
可愛いですね。


ジュイスさんの「バーンさえ止めれば…」っていうセリフ、むしろフラグっぽく聞こえるんだよな…。
わざわざ古代遺物が盗まれる可能性が言及されたし、それを使って逃げられるのかもね。
シェンとフィル、頑張って守って。


リップとビリーは初対面だそうです。
ビリーはリップ加入前からボスをやってたということかな?

ビリーの言動の謎についてはアンディがまとめてくれてました。それでも謎は謎として「タチアナを泣かせたから一発ぶん殴る」という分かりやすい目標も同時に掲げるのが強い。


リップの「次をくれる」という口ぶりから察するに、アンダーが既にそういうアイテムを手に入れてる訳では無さそうですね。

円卓エスト報酬の古代遺物イージスあたりが怪しいと思います。
あとは、北欧神話と照らし合わせると、世界樹ユグドラシルのような特別な場所があるのかも。


以前から言われてた話ですが、「不壊」の「不」とアンダーのマークが酷似してるのが気になってきました。

「一心、ビリーとグル説」もあり得ますよね。
鎧を絶対に脱ごうとしないのも何か理由があるんじゃ…(疑心暗鬼)


風子に不正義を発動すると自決になるのか。
ということは、風子ちゃんの正義は「生きること」…いや「生きてアンディに本当の死をあげること」かな?

1話で自殺未遂してたことを考えると…もう泣けてきますね。生きて…。


「不壊大杭砲(アンブレイカブルキャノン)」、何でそんなに都合の良い巨大武器がそんなに都合の良い位置に置いてあったんだよ笑

「偶然引き起こした→狙って呼び寄せた→みんなで集めた」というように、不運の使い方も成長してますね〜。


次号、巻頭カラー!!

なんと鬼滅の特別読切と約ネバの特別番外編と同じ号に載ります!
編集部狙ってんな?ガチでアンデラを推しにきてるじゃないですか…。

いいね!最高だ!!




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また別の記事でお会いしましょう!

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