漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2021年13号】週刊少年ジャンプ感想:マッシュル1周年記念巻頭カラー

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週刊少年ジャンプ2021年13号

祝!マッシュル1周年!

ジャンプ・ショート・フロンティアなんて新企画も始まりました。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




🥇アンデッドアンラック No.053

「協力してくれてありがとうございました!!」

風子ちゃん律儀ですね〜。善性の塊だ。
自分を殺しかけた相手にこんなの言える人いないですよ笑

流石にこのまま味方になるわけではなかったですが、一定程度お互いを認め合ったみたいな感じですね。
まさかオータム編でリップとの関係性がここまで変わると思ってませんでした。

とはいえ、リップ本人も言ってるように目的が違うんで完璧な味方にはならないと思うんですよね。最終バトルのときにはどうなるのか。


風子とバニーの会話が可愛らしかったですね〜。
バニーに合わせて風子ちゃんも語尾に「〜なのら」をつけてます笑

直接的な描写はなかったですが、細かいところでキャラの関係性を深めてくるの流石です。ありがたい笑


先生を故意に否定者にしたことから、神にも意思があることを再確認させられました。

こうなってくると気になるのは神の目的ですね。世界のループのその先に何を求めているのか。
ループを続けること自体が目的なのか、あるいはループを繰り返して目指している"何か"があるのか…。


アンディの「オレの上で疲れて寝てる」は、もう完璧にそういうことですし、ジュイスさんの動揺含めて100点でした笑


ジュイスさんとビリーのいきなりの会敵!
衝撃展開でしたね〜。読者のことを休ませてくれません笑

流石にバトルじゃなく話し合いになるとは思うんですが、どんな新情報が明かされることか。
ビリーの裏切り直後から言われてた「普通に協力した方がよくない?」という疑問への答えが来ると嬉しいです。

場所が寒そうなところなので、UMAウィンターの攻略中だったりするのかもしれませんね。


🥈マッシュル 第52話

祝1周年!!

やっぱり見開きが最高でしたね〜。
ギャグとか分かりやすさとかこの作品の強みは色々とあるとは思いますが、自分が一番好きなのはこの迫力のある見開きです。
これを見るためだけにマッシュルを読んでるみたいなところあります笑

持ってくるべきエピソードを持ってくるべきタイミングにドンピシャで合わせてきた感じでした。


「靴でも足の指のスキ間でも舐めるんで…」
足の指のスキ間は普通に嫌だよフィンくん…。


カルパッチョの魔法、NARUTOの飛弾を思い出しました。
相手の血をとるという条件がないのでこっちの方が完全に上位互換ですけど…。強すぎないか?


もしかしてフィンの魔法って初出だったりします?
自分の記憶にはないんですが、このポジションのキャラの能力の初見せがこんなにあっさりするはずがないんで、どこかでやってないとおかしいんですよね。忘れてるっぽい。

マッシュル再読やらんとな…。


🥉アイテルシー #5

「私の手…満足してくれるかな」

相生さんがヤバいやつなのは分かってたつもりなんですが、想像を遥かに上回るイカれっぷりでした。ゾワっとしましたね。

どこまでイカれた犯罪者なら好きになれるんだろう?と好奇心で気になってたところなんですが、際限なくいけそうな感じでしたね。


ただ。1話のときのような「相生さんへの気持ち悪さ」は感じなくなりました。
ギャグで犯罪エピソードを紹介してたり可愛らしくデフォルメしてるからですかね。緊張感が良い具合に緩和されてるんですよ。

あと、左近くんという真っ直ぐなキャラがいてくれるおかげで、「相生さんが暴走してる」より「相生さんを守らなければ」に意識が向けられてるってのがあるかも。

左近くんもお兄ちゃんと対立させることで良いキャラになってきましたよね〜。
読者の感情移入の対象になってくれてるのでありがたい。




ONE PIECE 第1005話

サンジの通信、文面だけ見ればみっともないんですが、嫌いにはなれないですね。むしろカッコ良いまであるかも。

サンジが女性に手を出せないことを仲間は責めないし、サンジもそのことについては謝ってないし。こういう形で仲間の絆が表現されるのもアリだなと。

ロビンとブルックが文句つけるでもなく「でしょうね」で見送ってるのが最高です笑


ただ、今回一番イケメンだったのは間違いなくロビンでしたね。
一段とロビンのことが好きになりました。

「それでいいの?遺言」「頼ってくれてありがとう♡」のギャップに耐えられる人いないでしょ笑


僕のヒーローアカデミア No.303

「オオオショォトオオオ」、速すぎる男の速すぎるフリック入力「違法デニム」重い雰囲気をユーモアで和ませてくれるなんて流石トップ3ヒーローですね()


「各国から救助隊・ヒーローの要請をしていますが」ってことは、もしかしてヴィジランテのキャプテンとか出てきたりするのかな?これは楽しみですね〜。

てかヒーローが機能してない今の状況なら、コーイチ本人が出てきてもおかしくないのかも。


ここでデク=ワン・フォー・オールの後継者と社会全体にバレるのか。
そういや戦闘中にエンデヴァーにはバレたというかバラしてました。激戦ですっかり頭から抜け落ちてましたね。

高校生が最前線で戦わなきゃいけない状況がどんどん整っていくのが辛いところです…。
物語的には主人公vsラスボスに至るために必要な過程なんでしょうが、感情移入するとしんどくなってきます。

特にデクのお母さん…。こんな状況耐えられないでしょ。


呪術廻戦 第140話

直哉、死亡フラグを立てながら地雷原をダッシュしてるキャラの割に、立ち回りが普通に上手いの面白いな笑

乙骨乱入で場が混乱しそうだったのに、簡潔に状況を説明した上に乙骨と協力し始めましたよ。
え?直哉生き残るのか?(死ぬ前提を改めろ)


血筋関係なく当主に据えるぐらい貴重な相伝術式を「『穿血』以外はそんな怖ない」と評価される加茂家の皆さん可哀想。

御三家はバチバチやりあってそうだし、お互いの相伝術式は研究しあってんのかもしれないですね。


乙骨、強いな。
分かってはいたけど想像以上の呪力とパワー。これで術式なにも使ってないですからね。怖すぎます。

「五条先生より呪力量が多い」というだけで規格外ということがよく分かります。あの化物にパラメータ1つでも勝ってたなら十分化物ですよ笑

その割にのんびりしてるのは、圧倒的強者の余裕なのか本気で虎杖を殺す気はないのか…?


「まだ死ぬわけにはいかねぇんだわ」の前にナナミンの「後は頼みます」を挟むの最高でしたね〜。
言葉の重みっていうんでしょうか。ただのセリフじゃなくて虎杖の決意になってます。

ありがとうナナミン。虎杖が生きる理由を与えてくれて。


Dr.STONE Z=187

コハクが飛び出しちゃうイケメンなのはイメージ通りとして、司と氷月もついてくるのは少し予想外でした。

こんな序盤で最高戦力全員投入しちゃうの…?
「死は確実」とか「最期」とか言ってるし嫌な予感しかしないですね。


まあ全員石化作戦さえ成功すれば一発逆転なんですが…。
致命傷も治せますし。


クーロンズ・ボール・パレード 第3話

うわああああああ!!やっちまった!

めちゃくちゃ丁寧だし面白いんだけど、スポーツ漫画にはそれ以前の問題があるんですよ…。
2話みたく最後に何かあると思ったんですがそれすらなかったですね。


仲間集めがあと7人…ですか?(絶望)
試合は一体いつになるんだろう。

現時点だとちゃんと面白い漫画なんですが、こうなってくると内容以前の先入観が入ってしまいます。
いや、競合作品が無いし案外のんびりやっても大丈夫なのかも?


逃げ上手の若君 第6話

面白いんだけども面白いんだけどさ…っていう。

最初の数話で自分の中のハードル上げすぎましたかね。郎党とのエピソードは個人的に少し失速かなと。


まあ、次の敵は人間なんで面白くなってきそうです。
そういや次は7話で1巻のヒキに当たる回です。

諏訪が早めに死ぬんじゃないか?みたいな予想もちらほら聞きますからね。これは楽しみ。


人間の歌

ショート・フロンティアとかいう新企画の第一弾です。
テーマ性が前面に出てる感じがジャンプラっぽいですけど、ジャンプにも1作品くらいこういうのがあると良いですね。


「異形の存在が普通を求める」自体にそこまで目新しさはなかったと思うんですが、「姿を見せずにライブ配信で歌う」というアプローチだったり「『普通』というコメントに喜ぶ」という形での勝利だったり、小さな「好き」が15ページに詰まってる作品でした。

あと、「ヒャッホー」みたいなギャグっぽいリアクションのおかげか、説教臭さなく楽しめたのも良かったですね。



ここまで読んで頂きありがとうございました。

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また別の記事でお会いしましょう!