漫画研究室

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【2021年17号】週刊少年ジャンプ感想:ブラクロ6周年&映画化決定

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週刊少年ジャンプ2021年17号 集英社

ラクロ6周年!映画化!めでたい!!
呪術やヒロアカなど続々と映画化が発表されています。ジャンプ凄いですね。

TVアニメでストーリーがかなり進んでるらしいので、アニオリをやるのかな?

アンケートは🥇逃げ若🥈SAKAMOTO🥉ヒロアカで送ろうと思います。
今週は繋ぎ回の作品ばかりでズバ抜けた一位がなかったので、少し珍しいチョイスになりました。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




逃げ上手の若君 第10話

今週のアンケート1位作品。
正直、最近は少し失速したな〜と思ってたんですが、今回で一気に引き戻されました。


Cカラーが凄い良いな…。
和風で高貴な配色に、軽やかに舞う時行のイラスト。

「流石ベテラン」という言葉で済ませていいのか分からないですが、思わず目を止めてしまう素敵なカラーでした。


得意技!「パルティアンショット」!!

まず、「逃げ上手」という基本設定を伸ばす方向で成長してくるのが凄い。やはり説得力がありますし、作風もブレないです。
さらに言うと、逃げるときだけ時行の能力が発揮されるという勝ち方なので、貞宗の方が圧倒的に格上という事実が崩れなかったんですよね。

「逃げ上手」の活かし方がめちゃくちゃ上手い…。
主人公の成長イベントとしても、敵キャラの初登場としても、ほぼ完璧な構成だったんじゃないでしょうか。


「パルティアンショット」という南北朝時代に存在しないはずの技名を持ってくるのもお見事。
「押し捻り」だとインパクトが弱いですもんね。頼重の思惑通り、少年心がくすぐられました笑

この命名に頼重の未来予知が使われてるの上手いですね〜。
未来予知は、これまで桃鉄とかくだらないギャグに使われがちでしたが、こういう使い方もアリなんだ笑

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逃げ上手の若君 第2話 松井優征

1つの設定を活用しまくるの上手すぎないですか…?

SAKAMOTO DAYS DAYS17

今週のアンケート2位作品。
完全にキャラの力と絵の力です笑


新キャラ、眞霜平助。
まあバカはバカなんですが、ピースケと仲良くしてたり肉まん貰って感謝してたり、多分悪いやつじゃないはずです。
憎めないバカキャラですね。

…と思いきや。

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SAKAMOTO DAYS DAYS17 鈴木裕斗

この迫力。このカッコ良さ。
SAKAMOTO DAYSは、こういう「絵の力」があるから強いです。
ラストの見開きもヤバかったですね〜。

バカモードと本気モードのギャップが最高です。

ちょっと仲間になりそうな雰囲気もありますが、次回どうなるか?

僕のヒーローアカデミア No.307

今週のアンケート3位作品。
新展開に入ったばかりなのでドキドキが続いています。


信号は壊れ、車は放置。街がかなり荒れてます…。
あの記者会見からどのくらい時間が経過したか分からないですが、まさかここまで社会機能が麻痺するとはね…。

ヒーローを信用できない市民だけが避難せずに街に残っているよう。ヒーローを信用できない気持ちは分からないでもないけど、必死に戦うヒーローの足を引っ張られるのは嫌だな…。

ただ、真堂くんがやられてるときに「坊主を助けるぞ!」と言ってくれてるんですよ。
なので、この人たちは悪い人じゃないはず。むしろ良い人。

だからこそ、良い人ですらプロヒーローを信用できていないという現状が重い…。
ヒーローを信用”していない”んじゃなくて信用”できない”んですね。

市民もヒーローも悪くないゆえのやるせなさがあります…。


ダツゴクってお前のことか!マスキュラー!!
ビルをぶち壊してマスキュラーが到着する見開き圧巻でした…。かつての脅威を思い出させられます。
真堂くんも「ブッ倒す」「人にはやらなきゃいけない時がある」とカッコ良かったですが、流石に相手が悪すぎました。

真堂くんのピンチを救ったのはデク……!?
顔を隠してヒーロー活動ですか。スピンオフのヴィジランテみたいになってますね。

因縁の敵との再会。あのときは超パワーだけで戦ったので苦戦しましたが、レベルアップしたデクには、クレバーな個性の使い分けで体を壊すことなく勝利して欲しいところです。

歴代の力を使いこなせるようになったデクが成長を見せるには最適な相手かもしれませんね。




ONE PIECE 第1008話

生きていたおでん問題、トキトキかな?と思ってたんですが偽物だったんですね。
偽物説があるのも知ってはいたんですが、いざやられると残念半分胸糞半分という感じ。死者を弄ぶのは外道ポイントが高いです。

カン十郎、実は味方説みたいなのを聞いたことがあったし、そうであって欲しいと思ってたので、今回の展開はそういう意味でもショックでした。
流石にこれはもう駄目だろうな…。

となると、赤鞘を手当てしたのは日和だったのかな?シルエットもそれっぽかったし。
河松が「かすかに見た様な…いや…夢だろう そんな筈はないしな…!」と言ってたのは、おでんじゃなくて日和を指していたのかもしれないですね。

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ONE PIECE 第1007話 尾田栄一郎 集英社


ジャックvsイヌアラシの「ここに月は出ねェぞ…!!」「毒ガスもない!!」っていうやり取りが好きです。

一勝一敗の敗因をそれぞれ挙げることで互角感が出てます。短いセリフで因縁を表現するの凄いな…。


オロチ生きてたんかよ笑

あっさりすぎる退場だとは思ってましたが、別に復活を期待してたわけじゃないんですよね。カイドウやルフィと敵対する第三勢力にしては魅力が弱いですし。
特に期待はしてないですが、今後の動きが重要になってきそうです。

あ、福ロクジュは裏切らずに仕えてて偉いですね。

呪術廻戦 第144話

「もし次俺が宿儺と代わったら迷わず殺してくれ」
少しずつ虎杖の死のラインが引き下がっていくな…。

虎杖の自己評価が限りなく0に近くなったからか、「俺は何をすればいい?」とか他人に判断を委ねてる発言が増えた気がします。強く生きて。


「ぬっ」と暗闇から登場する腸相兄ちゃん笑
前回「お兄ちゃんどこ」がトレンド入りするぐらい心配されてましたが、普通に生きてましたね。良かったです。
雰囲気が暗い今だからこそ、同行してるだけで面白いお兄ちゃんには救われています。
悠仁ー!!」とか完全にギャグでしょ笑

やっぱり真希さんも生きてました!
本当に良かったです。さすが回復早いですね。
上半身炎上とかいう過酷イメチェンを強いられたはずなのに、ちゃんとカッコいいのも流石ッス。ショートも似合いますね!
右目が包帯で隠されてしまってますが、野薔薇は眼帯お揃いで喜びそうです笑


今後はしばらく九十九さんの方針に従って行動するよう。
とりあえず天元様に接触して情報を教えてもらうみたいですね。

天元様は世俗に干渉しないイメージがあったので、加茂憲倫や虎杖についての知識があるのは意外でした。アオリの「全知の術師」ってのも初出ですよね?

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呪術廻戦 第53話 芥見下々 集英社

容姿も少し意外でしたね。思ってたよりは人間の形に近かったです。
偽夏油の「木」の例えにイメージが引っ張られてたからかな。


というか、九十九さん、やっぱり怪しくないですか?
上層部がいくらクソとはいえ、独断で宿儺の器・宿儺の目的・特級術師を天元接触させるの…?

拒絶される理由に思い当たりがあるなど、やたら天元に詳しいのも怪しいですし、この人を信頼していいのかどうか決めかねています。


アイテルシー #9

も…持ち直した?

前半の毒の話はツッコミどころ満載だったんですが、結果的に冗談だったのでそこはスルーできました。
いきなり毒で死ねとか半分ずつ飲むとか意味わかんないじゃないですか。これをガチでやられてたら「うわ…」となってましたが、冗談だったのでギリギリ耐えられないこともなかったです。

ただ、後半は結構好きです。
右近が退場して見守りポジションがいなくなったので、そこをすぐに埋めてくれる課長の存在はありがたい。お母さんキャラも面白かったです笑
「捜査i課」なんてネーミングも少年心をくすぐられますね。


「捜査i課 事件File#1 語る瞳」
一応、ここまではプロローグだったようです。ここからが本編という扱いなのかな?

「人質を殺してしまった」という強いヒキではあるんですが、こういう予想外の展開がわりと連続しているので、衝撃度はかなり薄まってますね…。とりあえず楽しみにしておきます。

アンデッドアンラック No.057

シェンの回想からスタート。

シェンの妹、メイちゃんが初登場しました。
自分はボロボロの服を着ているのにメイちゃんには綺麗な服を着せているあたり、かなり大事にしていたようです。
「兄ちゃんは世界で一番強いから」と言っているように、シェンの「天下無双」という夢のオリジンはメイちゃんだったんですね。

性格ゆえに色々と疑われがちなキャラですが、バックボーンが明かされたことでキャラの印象が少し変わりました。


ただ、あの…。
もうメイちゃんは亡くなっているんだろうな…と雰囲気で分かっちゃいますよね。

以前、シェンが人を崖から落としてしまう回想がありましたが、あれはメイちゃんだったのかもしれません。

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アンデッドアンラックNo.048 戸塚慶文

メイちゃんとムイちゃんの名前が似ているのも気になるところ。
シェンとムイちゃんの過去や、シェンとファンの因縁?など、色んな気になることがサマー討伐編では明かされそうです。


古代遺物を無断で使用してたムイちゃんにシェンから罰が与えられます。
いや、これは罰ゲームというよりシェンムイですね…笑

シェンの野郎、これを罰ゲームと称してるとか確信犯でしょ笑
「逆だって分かっててもボクは傷つくんだからね!!」
いやいや、嬉しくてニヤついてるでしょ。顔を覆ってるその手をどけてみなさいよ笑


サマー討伐編スタート!!

ファンに成長させられたサマーの分体といきなりバトルです。
紅蓮三日月で撃破からの花火!
映えますね〜。アニメで見たらもっと映えると思います!(気が早い)

ファンが手に持ってる小さなボックスは、ビリーやジュイスUMAを大きくするのに使ってたのと同じかな?ちょっと気になるアイテムです。

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アンデッドアンラック No.054 No.057 戸塚慶文 集英社

シェンの微妙な顔の「精彩」が気になるところ…。
自分よりアンディの方が強くなったのが気に入らない?逆に、期待してたほどの成長ではなかったのが気に入らない?

品出しの幽霊

ジャンプ・ショート・フロンティアの作品。

少し背筋が冷たくなるようなホラー作品でした。
この企画、ページ数が足りてないな〜という印象の作品が多いんですが、この作品はちゃんとまとまっていたので好印象です。
ホラーは短いページでもまとめやすいジャンルなのかな?

ホラーの比重が大きい分、テーマやキャラの要素は薄めでした。つまり、感想を書くのが難しいやつ笑
強いて言うなら、女の子のキャラデザが可愛かったくらいかな。

面白かったです。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
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