漫画研究室

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【2021年19号】週刊少年ジャンプ感想:待望のラブストーリー新連載「アオのハコ」

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週刊少年ジャンプ2021年19号 集英社

今週のジャンプは、面白い回の作品が多かったですね。
アンケートは「アオのハコ」「ONE PIECE」「Dr.STONEで出すつもりです。

それでは、ジャンプ感想始めます。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




アオのハコ #1

読切でも好評だった「アオのハコ」が連載化。
う〜ん。甘酸っぱい。

ここまで来ると嫉妬とかそういう感情は全く芽生えません。
早く付き合ってくれ。いつまでも応援するぞ。


やはり読切からの連載化となると、気になるのは変更点です。
とりあえずこの3つ。

  1. 幼馴染
  2. 猪俣の部活
  3. 同居

1.幼馴染
これについては、連載で話を長くやるために必要不可欠な要素かなと。
タイマン恋愛を期待していたので少し残念ではありますが、仕方がないと割り切れる部分です。

不安なのは名前ですね。猪俣、鹿野、蝶野と猪鹿蝶になってるんですよ。

…もしかして三角関係?
それだけは勘弁してくれ。

そういう泥沼は求めてないんですよ…。爽やかなやつを…下さい…。


2.猪俣の部活
バレーからバドに。

現時点で大きな影響があったわけじゃないんですが、意味もなく設定を変えるとは考えにくいので、何かしら意図があるんだろうな〜という。
少し気は早いですが、その意図が気になってます。

「勝っても負けても 俺のおかげで俺のせいですし」

こういう考え方は、読切のときの猪俣にはなかったので、このへんが連載では大事になってくるのかな?と予想しておきます。
(少し穿った解釈をすると、部活の他のチームメイトを描写しなくていいから、というのもあり得るかも)


3. 同居
これは…。え?どうなんですか?
違う。求めてたのはこれじゃないんだ。

二人の関係の中心が部活にあるからこその爽やかだったのに、急に生々しさが出てきちゃったな…。

同居するだけで爽やかなイメージが薄れちゃうというか、エロコメ感が出てしまってません?
この環境で純粋な恋愛を育むの無理でしかないよ笑


と、まあ1話目にして懐古厨みたいな感想になってますが、基本的に期待大の作品です。
読切のときから好きでしたからね。キャラも好きですし。

▼読切の感想

次回も楽しみです。

ONE PIECE 第1010話

ゾロの阿修羅とルフィの覇王色。
どちらか片方でも盛り上がるやつが1つの話に詰め込まれてるなんて、こんなの面白くないわけがないじゃないですか笑


まず、ゾロの本気技「鬼気 九刀流 阿修羅 抜剣 亡者戯」
これが無茶苦茶カッコ良かったんですが、カイドウに膝をつかせることすらできないという…。
ゾロがカッコ良かっただけに、改めて四皇の格の違いを思い知らされました。

ゾロも覇王色を持ってたっぽいのは、レイリーが持っていたことを考えると妥当かな?未来の海賊王の右腕ですからね笑


そしてルフィ。
覇王色も纏えるの!?
おでん過去編の「触れてねえ」が、ここで回収されるとは思いもしませんでした。伝説の男と同じレベルに達したとかヤバすぎるよ…。どこまで強くなるんだ…。

この勢いのままルフィvsカイドウを見たいところですが、その前にジンベエや赤鞘のバトルですかね…。

Dr.STONE Z=192

全世界石化、再び。

石化光線の絵が圧倒的ですね…。神秘的というべきか。
Boichi先生はやっぱり凄すぎる…。


石化解除について。どうやって解除させるのか気になってましたが、メデューサタワーでしたか!

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Dr.STONE Z=188 稲垣理一郎 Boichi 集英社

言われるまで存在を忘れてました。まさか石化解除に使うとは…!
点と点が繋がる感覚が気持ち良かったです。


自然の爆音が鳴るまで待つ仕組み。

クロムは「いつか必ず」と言ってますが、ちゃんと復活できるか中々の博打では?
風の強い日に爆音が鳴ったら、復活液がちゃんと石像にかかるか不安です。仮に復活できたとしても、他の復活液が無事に残っていない可能性もあります。

そうなると、最初に復活するスイカが独りで復活液を作らないといけない…?

もしかしたらスイカ視点での物語が少しだけ読めるかもしれませんね。




呪術廻戦 第145話

情報量が凄かったですね…。
ややこしかったので理解するのに骨が折れましたが、最低限理解しておけば良いのは

  • 偽夏油の名前は羂索
  • 羂索の目的は天元様と人類の同化
  • 天元様に護衛が必要
  • 五条悟の封印を解くには「天使」を名乗る術師の協力が必要

こんな感じでしょうか。


天元様と人類の同化は、人類補完計画でイメージすると腑に落ちました。
内容も似てますが、説明を聞いて分かったようで分からない感じも似てます笑


ちょっと気になるのは九十九さんが天元様の護衛で残ったことですね。
まだこの人のこと信用できてないんだよな…。

僕のヒーローアカデミア No.308

前回の最後のコマでデクの目から光が消えてたので、デクの精神状態が心配だったんですが、杞憂だったみたいですね。

真堂くんを任せるときの「あ!良かった!お願いします!」という丁寧な口調で安心できました。
デクがデクのままで良かった…。


「力の大きさ 扱いの難しさは当然9代目が最も被る」

デクがOFAを受け継いでからフルカウルを習得するまで、身体を壊しまくってたのは、これが原因だったのかもしれないですね。

たしかオールマイトは最初から100%を制御できてたはず。
もしかしてオールマイトがOFAを育てすぎたせいだったの?笑


歴代の個性を使いこなすデク。
煙幕や危険感知は単体だとそこまで強くないんですが、どれもサポート向けの個性なので、超パワーと併用して使う分には便利ですね。まさにサポートアイテムのよう。

「エアフォース以外に長距離攻撃ができる個性があったら良いのにな〜」という気がしないでもないですが、これまでの戦闘スタイルを崩さないで良いのがむしろ良いのかも。
まだ使っていない2代目と3代目の個性も気になるところです。


デクがマスキュラーのことを知ろうとしたのが印象的でした。

あれほどの因縁がある相手のことを理解しようと試みるなんて…。
死柄木が助けを求める顔をしたように見えたことが、デクのヒーロー観にどれほど大きな影響を与えたかが分かります。

救うべき人と戦うべき人の境目はどこにあるのか。
最高のヒーローを目指す上で、この考えの整理は避けて通れなさそうです。

SKAMOTO DAYS DAYS19

シンとルー、めちゃ仲良しじゃないですか笑

ルーが酷いことを言ってしまったと反省しながらも意地になって「世話が焼ける…」と言ってるの可愛くないですか?好きです。ややツンデレくらいなの良いですよね。

これ、見方によれば恋愛フラグですけど、この漫画はそういうのやるのかな?
この事件が解決したときの二人の関係性に注目しておきます笑


ちなみに、今回の個人的ベストキャラは田中先輩の後輩たちです。
コイツら暴れてるルーを放置して体育座りしてるし、ババ抜き始めるし…。マジで先輩を舐めてるな笑

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SAKAMOTO DAYS DAYS19 鈴木裕斗 集英社

夜桜さんちの大作戦 作戦78

七悪の開花は「適応」

本人のキャラに合った能力というだけじゃなく、研究体の支配にも絡めてるのが巧いです…。
こういう文脈が重なるやつは大好きです。


さらに、今回はミズキとアイの回想も心に効きました。
夜桜の回想は、普段そこまで効かないんですけどね。虐待の話だったからかな?
二人の愛情にやられてしまいました…。これは…。

特に根拠はないんですが、アイは夜桜家に保護される予感がします。


ラストの太陽の「迅雷」も凄く良かったです。
こんな絵を出されたらカッコいいと思うしかないじゃないですか笑

クーロンズ・ボール・パレード 第9話

練習試合中。
てっきり椿のキャラを見せるためだけの試合だと思ってたんですが、龍堂くんの成長も兼ねてたの良いですね〜。

地味に小豆田も褒められてるし、剣くんの格も補強されてます。
テンポはゆっくりなんですが、その代わりに着実に進めてる印象です。

少しずつですが、順調にキャラのことを好きになってきました。

ただ、椿の性格だけは何かしらの補正エピソードがあって欲しいところですね。
今のままでも愛嬌はあるんですが、やっぱり最低限の礼儀が欲しい笑


椿くんと因縁?の東雲兄弟
2人ともチームに入ってくれるとメンバー集めが一気に進むんですが、ポジションが被ってるので流石にチーム入りは考えにくいですかね。

主人公チームのライバルになるのが一番あり得そうです。

アンデッドアンラック No.059

ファン、因縁+ビジュアルで敵キャラとしての魅力がうなぎ上り。

アンデラのこれまでの敵(リップやビリー)も好きなキャラなんですが、敵としては少し「悪人感」が物足りなかったんですよ。
その点、ファンは「死体を弄び兄妹を殺し合わせる」というお手本のような外道。
おそらく目的も「自分より強いやつと戦いたい」とか私欲を満たすためじゃないかな。

同じ戦闘狂でも、シェンの夢「天下無双」の原点がメイを守るためだったのとは対照になりそうです。

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アンデッドアンラック No.057 戸塚慶文 集英社

不真実の詳しい仕組みについて。
「動けなくしたり攻撃の方向を変えたり、作用の仕方が微妙に違うな〜」と気になってはいたんですが、思考速度で決まってたんですね。

ここはふわっとした設定で、考えすぎたら負けの部分だと思ってました。
否定能力はどこまで考察できるのかの見極めが難しい…。

BUILD KING 最終話

最終話。
連載お疲れ様でした。

物語の途中で急に終わるの久しぶりに見ましたね。
ビックリしました笑


個人的には、ワクワクする世界観やバトルが好きな作品でした。
ただ、キャラのことはあまり好きになれなかったんですよね。試験の序盤でキャラが一気に登場したあたりから、少しずつしんどくなってしまいました。
そこから、ビガーの説明を流し読みするようになって…。

徐々に読むモチベーションが下がっていきました。


自分の中では、まだまだ「読めるなら読む」レベルの作品だったんですが、そのレベルだとジャンプでは生き残れないんだろうな…。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
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