漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2021年3・4号合併号】週刊少年ジャンプ感想:ONE PIECE1000話目前&ぼく勉完結&宇佐崎先生帰還読切

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週刊少年ジャンプ2021年3・4合併号 集英社

合併号です…。
次のジャンプは来年の1月4日。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




表紙

次号と繋がるレアな表紙。
これ、ワンピース以外がやったことってあるんだろうか…?


連載陣が主人公+好きなキャラを描き下ろすのも50周年記念号以来かな?
至れり尽せりですが、ワンピース1000話はやっぱりこれくらいは盛り上げなきゃな〜という感じですね笑

でも普通こういうのってメインキャラを選ぶんじゃないんですか?笑

Boichi先生のエースはスピンオフ描いてるから納得ですし筒井先生のハンコックも分かるけど、他の先生方が自由すぎる…。個性が出てて面白いですね。

なぜにガイモンさん?笑
いや、確かに良いキャラだけど。

あと、首領・クリークがこの表情と大きさでジャンプの表紙に載ってるの何回見てもジワジワきます…笑


🥇僕のヒーローアカデミア

ラストやられました…!
そう来るか〜!そこに挑むのか…。

言われてみれば、トゥワイスやトガちゃんのところで「悪は救われないのか問題」みたいなのは既に提示されてたんですよね〜。
マジか。これやるのか〜。真面目だな〜。

マジで最後の見開きは鳥肌立ちました。

普段ガバ読みでこの感情を言語化する術も持ってないんですが…ヤバくないですか?本当に凄い。この漫画凄い。これをデクに言わせるの本当に凄い(語彙力)


結局ラスボスはAFOってことでいいのかな?

でも回復したら肉体の主導権取り戻せそうなんだよな。
何だかんだまた追い詰めて、肉体的にも精神的にもAFOに支配された志村転孤を救い出して決着ってことになるのかな?


🥈呪術廻戦

偽夏油「我ながら流石」

虎杖呪骸説…!!??
まあ呪骸かどうかはともかくとして、虎杖が人為的な産物であることは確定ですね。
渋谷事変のラストにとんでもない発言をぶっ込んで来たな…。

自分は呪骸説より、呪胎九相図の九番説を推していこうかな。
こっちだと、順平や東堂は親友という記憶を流し込まれたのに、腸相だけ兄弟という記憶なことに理由をつけれるので。
あと、偽夏油=加茂憲倫説との相性が良い。


冥冥さん、日本に見切りつけるの早すぎ〜笑

でもここまで行動原理が損得とはっきりしてるキャラがバッサリと決断してるの、独特の絶望感がありますね。
直接の描写はないのに、日本が終わりつつあるという現実を分からせてくる。


真人も遂に取り込まれたか…。

この呆気ない感じが最高。
親友の仇を討ったなんてカタルシスは与えてくれないです。


偽夏油の「これからの世界」発言、まず間違いなく「呪霊の生まれない世界」でしょうね〜。
真人の無為転変を使えば、術師を非術師に変えること(メカ丸)も非術師を術師に変えること(順平)もできるので。

もっとも偽夏油の目的が不明なので、どういうアプローチで実現するのか、実現した後どうするかについては依然謎のままです…。

鍵になってくるのはやはり宿儺=虎杖か?


🥉炎眼のサイクロプス

お帰りなさい!!
いや〜この絵柄の漫画をまたジャンプで読めるのは素直に嬉しいです。


ここからは内容の話。
アクタージュのファンなのでかなり期待していたんですが…。
あの…普通…。

ここまで感想が出てこないとは思ってなかった…。いや、普通に面白かったとは思うんですけどね。
ちょっとこれは難しいな。


端的に言うと、原作と作画が合ってなかったんじゃないかと。

宇佐崎先生の絵の好きなところは目に感情を宿すところなんですが、今回の原作だとその強みが活かせてなかったと思います。
サイクロプスは感情見せないキャラでしたし、アンナさんは驚きキャラに徹していました。

でもそれ以上に、「求めていたのはアクタージュ」というのが問題の根本かもしれません…。
作者のファンである前に作品のファンなので。


文章化が難しかったので、具体的に気になったところと良かったところを列挙しておきます。

気になったところ
・パイプ椅子(オサレが始まると期待したのに…)
・作品が燃えるとこ(作画の苦手分野)
・2千万(可能性とか寄付とか無償とかに繋がる布石なんだろうけど、それにしてもしつこく感じる)
・特殊能力持ちなのに弁護(推理)は真っ当
・特殊能力が罰にしか使われない

良かったところ
「見えているのに認識の外にあるもの」(最初のコマにトリックが全て堂々と描かれてるのは見事)
「まだ嘘を重ねるのか」(顔面力)
・無報酬(このルール知らなかったので普通に意表を突かれた)


そもそも宇佐崎先生はこれが3作品目(阿佐ヶ谷・アクタージュ・炎眼)

演劇以外にもチャレンジしたいけど、いきなりアクションやファンタジーは苦手だし…。あ、ちょうど良い新人原作者のネームがあるじゃんみたいなノリじゃないかと勝手に予想してます。

色んな原作者と組んで色んな可能性を見つけて欲しいですね(誰目線)




ONE PIECE

巻頭カラー、紙だと確かめっちゃ大きいんですよね?
こういうの電子版だと勿体ないな…。

裏はフィギュア大集合。数がシンプルに多い笑
こんだけフィギュア出してる作品なんて他に無いですよ…。やっぱり異次元の漫画だなって再確認。


エースとヤマトは互角か…。
イメージ的にヤマトは飛び六胞と互角くらいなので、エースと飛び六胞も互角くらい?
まあ共に四皇の幹部だからそんなものか。


白ひげ海賊団がおでんの敵討をしなかった理由、「エースのときは頂上戦争を起こしておいて…」と一瞬思いかけたけど違いますね。

エースのときはそれでも動かざるを得ない気持ちだったし、おでんのときは頂上戦争のときのような憤りを我慢したんだ…。


カイドウの能力は「ウオウオ」と判明
「魚(うお)」ってことですよね。リュウリュウじゃないんだ…。意外。

悪魔の実を食べたら海に嫌われる(=カナヅチになる)はず。なのに魚?
謎の多い能力ですね〜。


さて!遂に次回は1000回!!

「絶対に何かある」ということ以外何も分かりません笑
完全に個人的な願望になりますが、Dや古代とか世界の秘密に関する新情報に期待です!


Dr.STONE

ロープウェイを作るにしても、向こう側に辿りつかなきゃ意味なくね?みたいに思ってたんですが、まさかこんな力技で解決してくるとは笑
流石ゴリ…(自主規制)


相関図が酷い笑
仲良くなりすぎて忘れてましたが、元敵が多すぎますね〜。

司はともかく氷月は未だにあまり信頼できてなかったので、氷月が手を差し出すところは少しヒヤヒヤしました。


ぼくたちは勉強ができない

連載お疲れ様でした!

ガバ読みを叩かれるのが怖いので感想は少しだけ笑


マルチエンドという試みを自分が読むのは初めてで、ちょっとIFルートは虚無になってましたが、その中だと最終回でルート6/5は最適解だったな〜と思います。
どんな未来があっても良いじゃないかという明るいエンディングでした。


最終回のサブタイも良かったですね。
まさにマルチエンドを象徴するかのようなサブタイでした。


破壊神マグちゃん

マグちゃん…。流流ちゃん…。
本当に良い子ばっかりだよ。やさしいせかい。

これ以上に言うことがない…。
これに尽きます笑


こち亀

なんだか普通に良い話。こういうパターンもあるんですね。

あまりこち亀を読んだことがないので、人助けしてる両さんに違和感を感じてしまいました笑


「安物大好き人間」の話は耳が痛かったです…。


SAKAMOTO DAYS

強敵と思いきや雑魚…のお決まりと思いきや、意外にそこそこ強かったバチョウ&ソンヒ。坂本さんとシンの良い引き立て役になってくれました。

坂本さんの人間アピール(首筋つってたり手の皮むけてたり)は本格バトル展開への布石かな?


アクションが派手かつ読みやすいというストレートに加えて、シンのテレパシーという良い変化球もあるので、バトルを読んでいるだけで楽しいです。

作風も明るいし気楽に読めますね。
そういう点から見ると、マッシュルとジャンルが被ってると言えるかもしれませんが…。


一族の宝物、「人によって入れるものが違う」ってのが良いですね。
こういうのは金銭価値のあるものじゃなくて「空っぽ」「写真」「手紙」あたりがお約束なんですが…笑

漫画とかCDとかまで入ってるの何だか俗っぽくて好きです。
あと、しっかり金銀財宝を入れてるご先祖もいて笑いました。




夜桜さんちの大作戦

良かった…。ちゃんとフォロー入った…。
六美がグルってだけじゃなく、おばあちゃんにきちんと叱られたの、凄く良いパランスの取り方ですね笑


新しい縦軸設定「蕾の書」

詳しいことまで把握して読んでるわけじゃないですが、まだまだ連載が続きそうってことだけは分かります笑
タンポポとの戦いに決着がつくのを見越しての布石かな?


太陽と六美、なんかこう…めちゃくちゃ良いね(語彙力)

この二人がイチャついてるだけでも十分すぎる幸せのお裾分けを頂けるんですが、所謂ラブコメカップル未満やカップルと違って、夫婦だからこその「重み」を出せてるのが本当に強い。


アンデッドアンラック

1876年での「本当の死」についての話まで伏線だったのか…。

あの会話だけで既に最高なのに、それが伏線にまでなってるの本当に何なの?最強の漫画なの?(最強の漫画です)
アンディが楽しそうにヴィクトルに語ってるのもいいね。最高だ。


目次録の記憶でも登場していた短髪の人物はやはりジュイスさんでしたか。

正確にはジュイスさんの前世ということになるのかな。
否定者は理追加の影響を受けないはずなので、ジュイス(無性別)→性別追加→ジュイス(無性別)死亡→次ループ→ジュイス(女)っぽい。


「否定者はもっと強くなれる」
…好きッッ!!
ここのページはちゃめちゃに良いですね〜。ずっと語彙力が置いてけぼりだ笑


「〜はもっと強くなれる」って色んな漫画で使われがちな気がします。ONE PIECEとかアクタージュとかね…。


1話と同じ時間軸ということを最大限活用したカプセルでの決着、あまりにも鮮やかなんだけど、そのために犠牲になったユニオン職員の方が不憫すぎる…笑


AGRAVITY BOYS

真剣に下ネタをやってるの、アホが極まってるので好き。

爆笑させられたのに感想で語る要素が全くないのが、今週の話のアホさを象徴してる気がします笑


仄見える少年

伊織が深傷を負っても、哀別さんが単独で戦えるのやっぱり良いですね。
男女バディは対等であるべきだって再確認できました。


ただ、順平という成功例を知ってるせいで、どうしても粗探しをしながら読む自分がいます…。
小町ちゃんの心情を改造前に知ってた方がより絶望できたのにな〜とか。

別にこういうお話が好きなわけじゃないですよ。
どうせやるなら徹底的にということで。



ここまで読んで頂きありがとうございました。

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また別の記事でお会いしましょう!