週刊少年ジャンプ2021年52号感想:ドロンドロロン1話・ウィッチウォッチ40話・ヒロアカ335話
ジャンプ2021年52号の感想です。
今号から「ゴーレムハーツ」の大須賀先生の新作「ドロンドロロン」がスタート。
アンケートは「ドロンドロロン」「ウィッチウォッチ」「ヒロアカ」で送りました。
▼ジャンプ感想バックナンバー▼
ドロンドロロン 1話
王道で素直に面白い1話でした。
「ゴーレムハーツ」の先生の新作ということで少し身構えて読んだんですが、拍子抜けするくらい完成度が高かったです。重箱の隅すら突けないストレスフリーな1話でした。
特に、主人公2人とも好感度が高いのが良かったですね。
特にイザナギ(モノノケの主人公)は、"良い奴すぎる"にも関わらず好感度が高いという珍しいキャラでした。
綺麗事を言うだけの"良い奴すぎる"キャラは鼻につきがちですが、イザナギは廃墟で少女を救ったり行動で結果を出していたので言葉が軽くなかったです。「誰も傷つかない優しい世界にしたいんだ」というクサいセリフですらカッコ良さがありました。
基本的に非の打ち所がない1話だったので、今号のアンケート1位で送りました。
あえて文句をつけるなら、無難に面白い王道作品は回が進むにつれて存在感が薄くなっていく傾向にあると思うので、そこが不安なくらいですね。
序盤のうちにドロンドロロンにしかないオリジナルな面白さが見つかるといいな〜と期待しながら読むことにします。
ウィッチウォッチ 40話
必死なモリヒトとアホな3人組のギャップがツボに入って無限に笑ってしまいました。
モリモリメモリーを1回しか使えないと判明した直後に「今日の講義も多少グダグダしてるところがあったかな」と文句をつけるところとか、魔法でズルしてるくせに「ニコは良い点取ってモイちゃんを安心させたいよ」とお願いするところとか、モイちゃんが講義を必死に作ってる間に呑気に栄養と睡眠をとっているところとか…。
アホ3人組の厚かましすぎる態度がひどい。それなのに何故か嫌いになれないのでズルい。愛すべきアホたちです笑
一番好きなのは「何でも吸収しそうな無垢な顔」でした。
早口で必死に喋るモリヒトとポヤ〜としてる3人のコマが交互に繰り返されるところが最高でした。さらにアホ面のズームが追い討ちをかけてきました笑
なんだかんだ3人は赤点を免れモリヒトも全教科満点というオチも良かったです。
モリヒトの努力が無駄にならなくて良かったです。切実に。
僕のヒーローアカデミア 335話
ここで内通者…!
A組の強さと結束をオールマイトのモノローグで再確認した直後にブッ込んできました。前フリが丁寧すぎて堀越先生が怖いですね。読者の心を削る気満々じゃないですか。
さて、内通者は葉隠さんだったようですが、もともと本命の容疑者だっただけに「葉隠さんが内通者だった!?」という驚きはあまりありませんでした。どちらかというと「ここで内通者を明かすの!?」という驚きの方が大きかったように思います。
情報が最後の1ページだけしかなかっただけに「葉隠さんは内通者を監視している味方」とか「青山と葉隠のダブル内通者」とか色々な考察が飛び交っていて面白いです。個人的には少なくともこのヒキで葉隠さんが内通者じゃないということはあり得ないんじゃないかと思っています。ダブル内通者説は面白いですね。
今は葉隠さんの内通者としてのスタンスが気になっています。
ゴリゴリのAFOのシンパなのか、脅されて仕方なくやらされているのか、騙されて利用されているのか…。
どのスタンスであっても最後はA組に戻ってきて欲しいです。フラグが立っていた尾白くんが可哀想なので。