漫画研究室

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【2021年7号】週刊少年ジャンプ感想:怪物事変&ヴァティ・リペぺ

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週刊少年ジャンプ2021年7号 集英社

新連載の予告が豪華すぎる…。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




🥇呪術廻戦

存在しない記憶、腸相は自分の術式の影響ということで納得しようとしてるけど、実際には順平や東堂にも起こった現象なので、虎杖由来というこれまでの考えを改める必要はなさそうです。

ただ、順平は高専生、東堂は親友のイメージを見たのに対して、腸相は兄弟のイメージを見たので、本当に虎杖と腸相が血が繋がってる可能性は高い気がしますね。

もし九相図じゃなかったとしても、加茂憲倫(=偽夏油)に作られた個体ということはほぼ確定していますし。


腸相お兄ちゃん、言ってることは支離滅裂なのに一応カッコいいので脳がバグる。
虎杖との会話の緊張感の無さよ笑

前の敵と共闘というよくある展開ではありますが、何気に呪術でやるのは初めてかもしれないです。


裏梅の術式は氷。
「1000年以上前から封印されていた宿儺と顔見知りだったのはコールドスリープしてたから説」あり得そうですね。

反転術式のレベルも高かったので、そっちの応用で生き延びてた可能性もありますが。


西宮、箒で空を飛ぶという西洋の魔女感があったのに、術式は日本っぽい名前でしたね。
付喪といえば、物に宿る神みたいなやつなので、箒は有名な呪具とかかもしれません。

「鎌異断」なんて技も使えたようで、釘崎戦のときはちゃんと手加減していたことが分かって安心しました笑


九十九由基!!!

ここで登場するのか!
実力的にも思想的にも展開を大きく動かすキャラクターになりそうで楽しみです。

登場自体もサプライズでしたが、個人的には九十九は偽夏油側の人間だと思ってたので、偽夏油のリアクションに一番驚きました。九十九さん敵じゃないの?


🥈ヴァティ・リペペ

え、おもしろ…。レベル高…。

可愛い女の子、コメディとバトルの緩急、感情と武器のリンク、小道具のチュロス…。

人気作品になりそうな要素しか無いですね笑

新年早々、素晴らしい読切に出会えました。


🥉ONE PIECE

"あの"雷鳴八卦を喰らってダメージがほぼ無いの、ルフィが一撃で負けた衝撃がデカかっただけに、分かりやすく成長してて良いですね。


ゾロ、本気になるだけで段違いにカッコよくなるので卑怯(卑怯ではない)

錦えもんの技を「盗んだ」って言い方するのもちょっと悪っぽくてカッコよかったです。
あっさり盗まれちゃった錦えもんは可哀想だけど笑


四皇vs最悪の世代おもしれ〜!
この共闘の雰囲気、STAMPEDEを思い出しました。


そして、最後の見開きも優勝です。
やっぱりカイドウは龍の姿のときの方が見栄えしますね。

見開きの迫力のためだけに変形してるんじゃないだろうな笑


ルフィ、ロー、キッドの3人は対等というのが強調されてましたが、最終的な勝者(=海賊王)はどう折り合いをつけるんでしょうね。

物語の終盤で「最悪の世代バトルロイヤル」みたいなのやるのかな?
戦わずに海賊王を譲るのは、彼らの性格的に考えにくい気がします。




Dr.STONE

いきなり千空の「1m 1second」でビビりました。

てっきり石化装置使い放題な状況になると思い込んでたんですが、全部電池切れなんですね。
言われてみれば当然のことなんですが、どうもこういう頭が回らない…。


21世紀組が無意識のまま通り過ぎてた「なぜ人類は石化装置に気づけなかったのか」というスタート地点の疑問に、クロムがパッと気付くというのが良いですね。
知識量では千空やゼノに劣るけど、固定観念に囚われない強さがあると思います。


石化装置をステルス艦に応用するの、これまでのような21世紀の科学の再現ではないので、ある意味初めての"発明"ですね


「サイエンス・イズ──実にエレガントだ」
ゼノのこのセリフ、僕がドクスト読んで毎週思ってる感想と完全一致です笑


マッシュル

特殊能力が単純なエネルギーの出力で掻き消されるの、能力バトル漫画の常識ですね笑

なんだかんだシンプルな戦闘スタイルのやつが一番強い。


僕のヒーローアカデミア

あ…終わったな…という凄まじい絶望感。

絶対に外に出したら駄目なやつが大量に出てしまいましたね。全面戦争でそこそこ敵捕まえたな〜と思ってましたが、それを遥かに上回る規模&脅威の脱獄でした。

どう考えても死刑にしとかなきゃ駄目だった奴らばかりなんですが、ヒロアカ世界に死刑制度はないのかな?

それだけタルタロスのセキュリティことを信頼していたということか…。


「これは僕が最高の魔王になるまでの物語だ」
1話冒頭のデクのモノローグとの対比ですね。最低〜。


SAKAMOTO DAYS

シンはテレパシーも有能だけど、普通に戦っても強いのが良いですよね。

ジェットコースターの途中下車を当たり前のようにスッとこなしてるの魅力的。さり気ない強さというか。


ルーの「なんでそんな能力…」は伏線っぽいですね。

作中でも"そういうもの"として扱うだけじゃなくて、いつかテレパシーを習得した経緯とか明らかになるのかな?


僕とロボコ

オチまでパロディw

スラムダンクを未読なことをこれほど悔しいと思ったことはないです笑

未読でも知ってるくらい有名なシーンだから笑ったけど、やっぱり元ネタ知ってた方が楽しめる気がするんですよ。


怪物事変

SQからの出張。

もう少しバトル要素強めのイメージがあったんですが、今回はお悩み解決っぽい読切でした。

大まかなキャラや設定に加えて、面白そうな作品だな〜というイメージが植え付けられたので、アニメもチェックしておきたいですね(編集部の思う壺)


アンデッドアンラック

冒頭ナレーションは強者の演出。

てっきりアン風が現実世界に戻るところからだと思ってたので意表を突かれました。

これまで得体のしれなかった安野雲先生に、たった1話の回想で感情移入させられてしまいましたね…。
この漫画、強い。


リップが「安野雲先生が未来を知っている」というユニオンの会議内容を把握してます。
君伝の話をしたのはビリーが裏切った後なので、ビリーから漏れたとは考えにくい。

もしかして内通者がもう一人いる?
そういや一心とアンダーのマークが一致してる疑惑はまだ解消されてませんでしたね…。


「九能明」のもじりは「能」=「know」くらいしか分からないですね。「UNKNOWN-不知-」の「know」
九と明には意味がないのか、まだ分からないだけで何かあるのか…。

九能くんがGライナーに触れたときのリアクション、完全にアンデラに出会ったときの読者のリアクションと一致してる笑


否定者の人生、相変わらずハードすぎる。
「どこにいるの?」「いるよ…」「生きてるの?」「生きてるよ」のやりとりが切なすぎます。

お母さんの祈りが明くんに生きる希望を与え、明くんの漫画がお母さんに届いてるのが救いですね。本当に良かった…。

君伝、安藤(=アンディ)は既出だったけど、楓(=風子)はたぶん初出ですね。
「楓→木風→風子」ってことかな。


「先生がアン風を助けてくれたのはアン風が先生を助けてたからだった」という綺麗な着地。

ただ腕が…。右腕までぶっとんじゃっあましたよ。
「左手なくても漫画は描ける」だけど、流石に両手ないとどうしようもないですよ?

漫画よりアン風を優先したってことか…。


次号予告

新連載4連弾!!

松井先生と篠原先生というレジェンドが2人もジャンプに戻ってくるようです!
「キミを侵略せよ!」の稲岡先生も復帰ですね。


現状、層の薄さが否めない連載陣ですが、ベテラン復帰でどうなるか…?楽しみです。



ここまで読んで頂きありがとうございました。

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また別の記事でお会いしましょう!