ヒロアカがゼブラックで無料開放されてたので再読感想
ヒロアカがゼブラックで無料開放されてたので、久しぶりに読み返してみました。
その感想です。
網羅的な感想ではなく、数巻ごとに感想を挙げていく形式でやります。
そこそこ雑な感想なので注意。
1~7巻
1話から職場体験あたりまで。
密度のエグい1話
改めて読み返すと名シーンの宝庫。
デクの考えるより先に体が動いてたやつ、「君が救けを求める顔してた」、「君はヒーローになれる」
これ全部が1話に詰まってたの、よくよく考えるとヤバいですよね…。
ヒロアカ全体の名シーンの中でも割と上位に入りそうなやつが3つですよ。
少しずつ面白くなるとかじゃなくて、1話から既にトップギアでした。
これは売れるわ笑
初々しいA組
A組が初々しい。
まだ、そこまで仲良くない感じがむしろ良いですね。
初期の轟くんがツンツンしてたのは覚えてたんですが、他のキャラも最初の方は全体的に距離が遠いです。
だからこそ、飯田くんの非常口とか「少しずつ仲良くなっていく様子」を追体験できたのがすごく楽しかったです。
一番良いな〜と思ったのはお茶子ですね。
恋心を自覚する前の純朴な感じがめちゃ良い。
今のお茶子ももちろん好きなんだけど、このときは今とは違う良さがありました。可愛い。
轟くんの初期コスチューム
ダサい。
こんなにダサかったっけ?
ぶっちゃけ体育祭まで轟のことをあまり意識せずに読んでいたので、今回初めて気づきました。
スクショ撮り忘れてたんで画像ないんですけど、気になる人はググってみてください。
左側を氷で覆い隠すようなデザインなので、エンデヴァーとの確執がコスチュームにも影響してたのかもしれないですね。
8~14巻
期末試験から神野まで。
「言葉には常に行動が伴う…と思う」
林間学校での轟くんのセリフ。
初読のときは気にせず読み進めてたセリフなんですが、今回の再読では何故か心に残りました。
同じセリフでも、読んだときによって感じ方が違うのは、再読の醍醐味かもしれませんね。
これが刺さったということは自分の言葉にも行動を伴わせなきゃいけないんだろうな…。
バトルを全肯定しないバトル漫画
神野戦前に、かっちゃんを助けに行くかで揉めるA組
家庭訪問での、お母さんの「私の肝は座っておりません」
バトル漫画なのにバトルを全肯定しないスタンスが良いんですよね。
フィクション作品なんですが、このリアルなスタンスが常にあるので、作中世界の現実味が増しているように思います。
神野の成功も結果オーライで済ませず、梅雨ちゃんでバランスを取ってくるので隙がないです。
アニメも凄い
やっぱりヒロアカはアニメも凄い。
なぜ漫画の再読でこれを感じたかというと、少しバトルが物足りないな〜と思ったからです(小声)
いや、もちろん、原作も最高なんですよ?
ただ、アクションとキャラの心の叫びというアドバンテージがあるので、軍配をアニメに上げざるを得ないんですよ(個人の感想です)
ヒロアカのアニメ、凄いよね…。
マスキュラー戦と神野戦、漫画を再読したあと、アマプラでアニメも再視聴しました。
マスキュラーに押し潰されかけたデクが叫びながら立ち上がるシーン
オールマイトの「私の心は依然平和の象徴だ」「次は君だ」
泣きました。こんなの泣くしかない。
15~20巻
インターンからハイエンド戦まで。
インターン編の主人公
切島とミリオですね。間違いない。
どう考えても切島はカッコ良すぎる。
かっちゃんと絡んでたり、イケイケのイメージが強かったのに、まさかの高校デビューだったと判明する回想。
弱さを克服して強くなるってもう…主人公じゃないですか。
ミリオが主人公、これは当たり前といえば当たり前の話なんですが、151~153話で再読ならではの気付きを得ました。
サブタイが「通形ミリオ」「通形ミリオ!!」「ルミリオン」と続いてるんですよ。これ熱くないですか?
本誌派なので、サブタイの繋がりとかあまり意識してなかったんですよね。気づいたとき震えました。
蛇足じゃなかった文化祭
ごめんなさい。これまでちょっと蛇足だと思ってました。
このエピソードは間違いなくヒロアカに必要不可欠だ…。
新技のお披露目とか学生の日常描写とか、色々と意味はあったと思うんですが、結局のところはエリちゃんの笑顔です。
これが見られただけでオールオッケー。
エリちゃんの笑顔で泣いちゃいました。
楽しめて良かったね…。
ちなみに、文化祭編のミリオはエリちゃんと同じくらい可愛いです。
ジェントル・クリミナル
デク曰く「これまで戦ってきた誰より戦い辛かった」
敵としての強さはイマイチ。それなのに、心が揺さぶられるバトルでした。
ヒーローとしての在り方を考えさせられたり、単純な善悪で分類できない敵だったんですよね。
今考えると、ここまでの物語が「ヒーローになるための物語」だったとすると、ここが「最高のヒーローになるための物語」への転換点だったと言えるかもしれません。
「ヒーローになれるか」から「どんなヒーローになるか」へ。