漫画研究室

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呪術廻戦14巻「渋谷事変-理非-」感想

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呪術廻戦 14巻/芥見下々/集英社

注意
14巻までのネタバレを含みます。
ジャンプ本誌を読んでいたときの感想を再編集しています。


アニメ化してから呪術の勢いが止まりませんね…。
発行部数は一巻あたり100万部を超えたそうです。

ファンブックの発売も楽しみですね〜。



表紙

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呪術廻戦 14巻/芥見下々/集英社

宿儺…!!!

構図も色もカッコいいですね〜。これまでの表紙の中でもトップクラスに好きです(毎回言ってるかも…笑)


第116話 渋谷事変㉞

いきなり見開き。
もはやこれは絵画なのでは…?


宿儺と漏瑚の意味深な炎の作り方。
この描写から術式を考察できたりもするのかも?

そして次のページの相対する二人もカッコいい。

4ページで7コマという贅沢なページの使い方なんだけど、シンプルイズベストのお手本みたいに洗練されています。


回想シーンに入った瞬間、結末を察してしまった…。

自然呪霊はこれで全員退場ですか。

真人のことを「頭」と呼んでいますが、呪霊のボスは真人で確定でいいのかな?
裏ボスがいるみたいな考察もありましたけど、これだけハッキリ言われると流石になさそう。


宿儺、漏瑚の精神世界に介入してきたけど、虎杖の「存在しない記憶」と関係はあるのかな?

記憶と精神という違いがありますけど、ちょっと気になりますね。


裏梅!?…って誰だ?笑

この人は偽夏油の部下だと思い込んでたんですが、宿儺の知り合いっぽいですね。

ただ宿儺が倒されたのは確か平安時代とかなので、裏梅は人物名じゃなくて役職を指す言葉なのかもしれないです。


他には、「お久しうございます」というセリフから同一人物。
平安時代から生きているならば不老の可能性が考えられますね。

不老というと天元様ですし、「偽夏油=天元説」の可能性が少し高くなった気がします。

面白くなってきました…!(元々面白いけど)


伊地知を刺し京都交流会にも現れた呪詛師、「ほら宿儺の愛しの伏黒に手を出したからw」と一瞬思ったけど、タイミング的にあり得なさそう。

…となると一体誰なんだろう?


第117話 渋谷事変㉟

扉絵は宿儺の真の姿の初お披露目!

「カッコいい」というより「禍々しい」という言葉の方が似合いますね。

虎杖が宿儺の術式を使えるようになると、虎杖の姿もこれに寄っていくんでしょうか?
う〜ん、虎杖は今のままの姿の方が良いかな笑


いきなり伏黒は何の話をしてるの?と一瞬面食らいましたが、これは術式の開示ですね。

ただ、京都交流会(中略)呪詛師にとってメリットのある説明では無かったですし、彼はさっさとトドメを刺すべきでしたね。

舐めプはよくないという教訓になります笑


六眼+無下限呪術vs十種影法術

このバトル観たかったな〜。

無下限呪術に通用したってことは、何かしらの領域に関係する能力をこの八握剣異戒神将魔虚羅という式神が持っていたんでしょうか?

それとも、無下限呪術が切れるのを待つ持久戦をしたのかな?


「布瑠部由良由良」をここで回収するのか!

思ってたより遥かに早いタイミング。
というか、作品の最終盤まで出てくることはないと思ってました。

あくまで十種の術式の最終形態だったのは意外でしたね。

宿儺が目をつけるぐらいなので伏黒特有の何かだと思ってました。


「先に逝く せいぜい頑張れ」のセリフセンスもさることながら、このときの表情ですよね。

伏黒親子はこういう狂った表情をしてくれるから大好きなんですよ。


ここ、推しのピンチを察知するオタクの表情だ笑

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呪術廻戦 第117話/芥見下々/集英社


「オマエにはやってもらわねばならんことがある」
「味見といった所だな」

宿儺の目的は十種影法術を完全に習得した伏黒と闘うことなのかな?

確かに調伏されてない状態でも無下限術者を殺せるような式神を従えたら、それは五条悟を超える史上最強の術師と言えるのかもしれません。




第118話 渋谷事変㊱

宿儺とマコラの能力
宿儺の術式も式神の能力も複雑ですね…。混乱してきました笑

  • 宿儺の切断は、切断じゃなくてスパスパ切れる斬撃を飛ばしてた。
  • 反転術式の正エネルギーは負エネルギーの呪霊に大ダメージ
  • 宿儺は呪霊でない
  • 宿儺は八岐大蛇と戦ったことがある(もしくは能力を聞いたことがある)
  • マコラ(式神)に同じ攻撃は二度効かない

今回出てきた情報の中でとりあえず把握しておいた方がいいのはこのあたりでしょう。


あとは、最後の「万死の厨房」というアオリ的に、「宿儺の術式=料理説」が当たってそうですねー。
考察されてる方は本当に凄いと思います。


マコラの調伏

  1. 背中の法陣は8回ズレたら一周
  2. 一つの攻撃に適応するごとに1個ズレる
  3. 十種の術式からマコラを除いたら9種
  4. 8種の攻撃でマコラの適応限界
  5. 9種目の術式でトドメ・調伏

ということですか!?オモシロ…。


マコラvs無下限呪術
江戸時代の御前試合でマコラ(式神)がどうやって無下限呪術のバリアを攻略したのか謎だったんですが、一度攻撃が無下限バリアで防御された後に背中の法陣を回すだけで、次の攻撃からはバリアを無視できたってことなのかな?

クソゲー過ぎますね…笑


第119話 渋谷事変㊲

宿儺の斬撃は2種類

「解」が斬撃を飛ばすやつ
「捌」が真っ二つにするやつ

という解釈で合ってますかね?

一般人はバラバラになってるように見えますが、「捌」でコマ切れにされてるんだと思います。


伏魔御厨子の見開きはもはや絵画ですね。

この前の宿儺vs漏瑚の絵といい、最近の芥見先生は作画に本気を出しすぎです…。ほんと凄い。


そもそも領域展開自体が選ばれし者だけの大技ですが、宿儺の伏魔御厨子は「別格中の別格」と言える特徴を持ってて良かったです。

渋谷事変だけでも、五条、陀艮、伏黒と「まるで領域展開のバーゲンセールだな…」状態になってましたしね笑


宿儺vs摩虎羅
「解」で攻撃→対応される
「捌」で攻撃→「解」と同じ斬撃として対応される
「開」で攻撃→勝利

ん?これ領域展開は別にする必要無かったんじゃ……?笑

これについては、「初見の技で一撃必殺するためのステータス上昇のために領域展開した」という考えがあるみたいです。なるほど、これっぽいですね。


伊地知を刺し京都交流会にも現れた呪詛師=重面春太

なんでこんなに便利な情報を今まで教えてくれなかったんだよ…。
どれだけコイツのために文字数を無駄にしたと思ってるんだ……。


虎杖、宿儺がやったとはいえ、民間人を自分の手で虐殺してしまったのはこたえるよね…。
最後の虎杖の表情を見てると辛いです。


何はともあれ、これで渋谷事変集結?
否、冥冥vs偽夏油がまだ描かれてないですし、真人はずっと迷子です笑


第120話 渋谷事変㊳

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛


単眼猫の野郎がゲラゲラ笑ってるのが容易に想像できます。
クソが(いいぞもっとやれ)


「死ねよ 自分だけ!!自分だけぇ!!死ね!」
なんて台詞を主人公に言わせてんですか…。
これ少年ジャンプに載ってるんですからね?はぁ…。

「行かなきゃ」で「あ、虎杖悠仁だ」と少し安心というかホッとしたんですが、次の瞬間はあの目ですよ。はぁ…。


ナナミン生きてた!良かった!!左目は失ってるけど生きてる!!
あ〜〜〜〜〜帰れ!!真人帰れ!!!お前、虎杖探すとか言ってたやろ!!何してんねんそんなとこで!!写真撮ってんの?何で???


こんな意識が朦朧とした状態でも、自分の体を守ることじゃなく「伏黒君を助けに…」が先に思い浮かんでるの、ナナミンはやっぱりカッコいい大人なんですよね…。


灰原が虎杖を指差すシーン、「指の向きは読者の首を動かすための視線誘導なのかな〜」とかページをめくるのを躊躇いながら考えてました。

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左 本誌 右 逆バージョン

「あとは頼みます」
確かにこれは虎杖への呪いになるかもしれないけど、虎杖のメンタルがズタボロのこのタイミングだったので、図らずも良い方向に作用するんじゃないでしょうか。

多分、虎杖は自分の体を壊しながら真人をぶっ殺す。


「なんなんだ!!真人!!」
「デケェ声出さなくても聞こえてるよ!!」

のレスバトルはBLEACH「まぶしい理由の方は訊いてないんですけど?」をちょっと思い出しました笑(笑えねえんだよな)


第121話 渋谷事変㊴

「胸糞悪いけど、真人の工夫を駆使した戦闘スタイルは面白いんだよな〜」とか考えながらバトルを眺めてたら、唐突のじゅんぺいで…何かもう…。
悲しいとか悔しいとか怒りとかそういうのじゃなくて…笑えてきちゃうんですよね。ここまで来ると。


躰道の『卍蹴り』!!!」

…いや、ちょっと待て。いくらゴリラ廻戦とはいえ、いきなりナチュラルに格闘技出てくるの謎すぎるでしょ笑

前から疑問に思ってたんだけど、その格闘技術とセンスはどこで学んだんだよ。
高専か?高専なのか?高専はもっと呪術っぽいこと教えろよ!笑


第122話 渋谷事変㊵

真人のセリフ、「魂」と書いて「メンタル」と読ませてるの、「そういうとこやぞお前」って感じです。


真人が分身!?
魂をもとに身体を作ってるんだから、魂そのものを二つに分けたんでしょうね。「呼んだら戻ってこいよ」ってのも多分そういうことかな。

攻撃力とか耐久力にはデメリット無いんでしょうか?謎が多い技ですね。


野薔薇さん…。相変わらずヒロインの目じゃ無いっすね。
流石にまだ大丈夫でしょ。流石にね…。はは…。

あっ…今、虎杖と野薔薇さんが見開きで同時にトドメを刺すところまで未来が見えたので大丈夫そうです笑




第123話 渋谷事変㊶

巻頭カラー良いー!(語彙力)

これ、背景は実際の写真ですね。巻頭カラーで実写×イラストなんて初めて見ました。

木漏れ日をリアルに描くことで上手くキャラと背景が馴染んでるように思います。

芥見先生の引き出し多い…。凄い。


流石ッス!野薔薇の姉貴ッ!!

「『共鳴り』が効くかも」という考察は見かけてましたが、まさかここまで有効とは…!
野薔薇さんにやられる為だけに分身したんじゃねえかと思うほど相性が良いですね。

真人はせっかく分身したのに、二人とも天敵と戦うことになるとは運がない…笑


「オマエ分身かなんかで 術式使えねぇんだろ!!」という予想もドンピシャ。
カンも冴えてますね〜。そして顔が怖い笑

いいぞ!このまま祓ってやれ!!


今後の展開を軽く予想しておくと、偽夏油が呪霊操術で真人を取り込むと思っています。

※詳しくはこの記事で書いてます。

野薔薇と戦ってる方の真人は他人の身体を弄れないようなので、偽夏油に取り込まれるのは虎杖が戦ってる方の真人になりそうですね。


第124話 渋谷事変㊷

野薔薇の攻撃が真人にも虎杖にも効いてて良い感じだな…となったのも束の間、すれ違いの見開きで血の気が引きました。心臓に悪いですって。

ほんとに真人…コイツ…。あと単眼猫…。


野薔薇さんのご尊顔どうなるんでしょう?

たしか魂を呪力で守ってたらセーフなんですよね。
意識して出来るものではないけど、ナナミンレベルだと無意識にそれをやれてると。

野薔薇さんの場合、実力はともかく、性格的に魂を呪力で守れてそう(偏見)


もし顔がグニィされてた場合、野薔薇さんはどういうリアクションするんだろう。

「私は釘崎野薔薇なんだよ!」で突破してもおかしくはないけど、自分の顔に自信を持ってるタイプの人だからね…。

ここで回想持ってくるのはズルいですよ…。気になりすぎる。


「自分だけが正気だと思ってた」………???
回想入って一言目が「死ねオラアアア」なのに??笑

ちょっとギャグっぽくなってるけど、この台詞はガチなんだろうな。
ホントに吐き気するような風習がありそう。嫌な予感がします。


一緒にスマブラしてんのは誰だろ?
最初は沙織ちゃんの家族だと思ったんだけど、アニメのOPが年齢差あるって判明しましたもんね。野薔薇さんのお父さんと妹とかかな?


単行本おまけ

いつもより情報が少し薄い気がしましたが、芥見先生もアニメ関連でお忙しいだろうし仕方ないですね。

マジで忘れかけてた 2020 バレンタインランキング

芥見先生のコメント、適当か辛辣の二択で酷い笑

ナナミンへの露骨な贔屓と、小沢さんへの嫌味な一言、オチの東堂で爆笑しました。


決着!!無下限呪術

別にそこまでちゃんとしなくて良いですよ…。読者も雰囲気で読んでるからさ。
でも、せっかく検証してくれるなら面白そうな企画だな〜〜。


…と思いきや、全然話進まねえじゃねえか!

単行本おまけで巻またぎするのとか初めて見ましたよ…。
どうせ買うから良いんだけどさ笑


補足・いい話

補足の内容からは少しズレますが、芥見先生がバトルのことを「殺陣」と表現してるの面白いですね。

これまで自分は「アクション」という言葉を使いがちだったんですが、これからは「殺陣」を使っていこうかな。


いい話、釘崎のデザイン逆輸入は他のところでも聞いた記憶がありますね…。
何に書いてあったんだっけ?巻末コメントかな?



ここまで読んで頂きありがとうございました。

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また別の記事でお会いしましょう!