漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

SPY×FAMILY、アニメ化効果でPV数の増加ペースが4.8倍、累計発行部数の増加ペースが7.1倍に

アニメ1クール目の放送が終了したSPY×FAMILY。
現時点(2022年7月)でアニメ化効果はどのくらい現れているのか、累計PV(閲覧)数と累計発行部数の推移を調べてみました。

累計PV数の推移

SPY×FAMILYが連載されているジャンプ+では、各作品の累計PV数が公開されています。
累計PV数が映り込んでいるスクショをTwitterで集め、スクショの投稿日と累計PV数を照らし合わせることでグラフを作成しました。

アニメの放送開始に合わせてグラフの傾きが急になっていることが読み取れます。

アニメ放送開始前は1日あたり34万PVペースで増加していました。
2021年5月13日:198,990,921PV
2022年4月9日:315,949,586PV

アニメ放送開始後は1日あたり165万PVペースで増加しています。
2022年4月9日:315,949,586PV
2022年6月25日:443,010,145PV

アニメ化効果で累計PV数の増加ペースが4.8倍になっています。

累計発行部数の推移

次に累計発行部数の推移を見てみます。
こちらのグラフは担当編集の林さんのツイート等をもとに作成しました。

こちらもアニメの放送開始に合わせてグラフの傾きが急になっています。

アニメ放送開始前は1日あたり1.5万部ペースで増加していました。
2020年12月20日:800万部
2022年4月3日:1500万部

アニメ放送開始後は1日あたり10.5万部ペースで増加しています。
2022年4月9日:1500万部
2022年5月30日:2100万部

アニメ化効果で累計発行部数の増加ペースが7.1倍になっています。


ここで、SPY×FAMILYと鬼滅の刃・呪術廻戦を比較してみます。
いずれもアニメ化効果で人気を急拡大した作品です。

多少の時間差はあるものの、3作品ともアニメ化をきっかけに部数を急増させています。また、3作品のグラフの傾き(=部数の増加ペース)が並行になっていることも読み取れます。
このことから、SPY×FAMILYにも鬼滅の刃・呪術廻戦と同程度のアニメ化効果が現れていると言えます。

アニメ放送終了後の推移を見てみると、鬼滅の刃が勢いを維持している一方で、呪術廻戦は緩やかな推移になっています。
今後は、どれだけSPY×FAMILYが今の勢いを保てるかが注目ポイントになりそうです。