ワールドトリガー第192話「二宮匡貴③」ワ民によるワ民のための感想・考察
ネタバレあり。未読の方はご注意ください。
次回の感想はこちらからどうぞ。
今回も細かい描写までごっそり拾っていきます。ではどうぞ!
- グラスホッパーの仕様
- シールドの代用としての可能性
- 『曲がるブレード投げ』の仕組み予想
- 玉狛第二の動き
- 弓場さんの動き
- 二宮隊の基本戦術
- 合成弾を作る時の効果音から分かるシューターの力量
- 弾を弾で撃ち落とす変態達
- 犬飼&辻 vs 弓場さん
- 爆撃の分割数
- 修の奇襲
- 二宮 vs 弓場 ハイレベルなタイマン
グラスホッパーの仕様
トリガーの仕様について、以下のことが判明しました。
こうやって並べてると「グラスホッパーをシールド代わりに使えたら強力ではないか」と思ったのでその辺を考察していきます。
シールドの代用としての可能性
◆ブレードトリガーに対して
相手が斬りにきたブレードにグラスホッパーを当てることで吹き飛ばせたら強そうですが、今まで誰もやっていないということは何か出来ない理由がありそうです。
例えば「一定以上の威力を持ったブレードは弾き飛ばせない」とかでしょうか。シールドが割られることがあるように、グラスホッパーにも耐久の概念があってもおかしくありません。ブレード乱反射だけでは帯島ちゃんに大したダメージが入っていなかった描写も、遊真が反射させるために威力を抑えたブレードを使ったため、と考えれば辻褄が合います。
◆弾トリガーに対して
シールドは高威力の弾トリガーで割られてしまいます。本当にグラスホッパーが弾丸を相殺できるのなら、シールドで防げないような大玉に対してならグラスホッパーの方が効率が良いのではないでしょうか?
これについては「グラスホッパーが相殺できるのは同じトリオン量の弾丸まで」という仮説で説明できます。グラスホッパーに使われているトリオンよりも多いトリオンで作った弾丸なら相殺されない、というのは感覚的にも合っている気がします。逆に言うとあまりにも威力の低い弾丸ではグラスホッパーを壊すことは出来なさそうです。
これらの仕様について、先月の時点で考察されていた方もいたんですが、その時は「だから何?」ぐらいに思っていました。しかし今回、対処方法を仕様から思いつけるということが判明したので反省しました笑。他のトリガーの細かい仕様も把握しといた方が良さそうですね。
『曲がるブレード投げ』の仕組み予想
単純にフリスビー的な原理で曲がったと思っていたんですが、解説の口ぶり的にはトリガーを使った仕組みがありそうです。
パッと思いついたのは、スパイダーを使った仕組みです。
ということで前回(191話)を読み直すとそれを裏付ける描写が見つかりました。
NARUTOのサスケみたいですね(伝われ)。
遊真のトリガーはメイン側に空きが1つあるのでスパイダーを臨時で入れていたのかもしれませんし、ワイヤー陣で戦っていたので周囲から一本拝借して使ったのかもしれません。
玉狛第二の動き
「自分達が有利なワイヤー陣で待ち受けるだろう」と予想していたんですが、千佳の爆撃を選択しました。これは二宮さんの炸裂弾で簡単に破壊されるワイヤー陣でリスクを負って戦うよりも、姿を隠して千佳の爆撃で攻撃する方がコスパが良い、と判断したからでしょうか。
もちろん、今回の爆撃が既に次回の作戦の布石だった可能性もありますが。
弓場さんの動き
「弓場さんは数的不利を軽減するために二宮隊を玉狛のところまで引っ張って行って乱戦に持ち込む」と予想していたんですが、こちらも予想が外れました。セリフ的に千佳が爆撃してくることに確信を持っていたようです。
爆撃開始後の動きについては、一旦引いてバッグワームで身を隠してから奇襲を狙っても良かったと思うんですが、二宮隊の二人を狙って行きましたね。二宮さんと弓場さんの一騎討ちになった時に王子も解説していますが、これ以上のチャンスは無いと思ったのかも。
二宮隊の基本戦術
二宮隊は二宮が追い込んで他の二人で仕留めるという作戦を使うようです。前回、隠岐を仕留めた時もこの形だったので二宮隊の基本戦術はこれなのかもしれません。
合成弾を作る時の効果音から分かるシューターの力量
一人だけ変態がいます。探してみてね。
二宮「ギィィン」
蔵内「ギィィィン」
那須「キィィィィィ」
出水「ギュワン」
自分は今回気づいたんですが、ワ民のことだから既に有名な話かもしれない。
弾を弾で撃ち落とす変態達
トリオンモンスターvsトリオンモンスターの怪獣大戦争の様子をお届けしています。
千佳の爆撃に対して二宮と犬飼は撃ち落とす事で対応していますが、これも中々凄いテクニック。どれくらいヤバいかと言うとゾエ曰く「変態」 だそうです笑
弾幕を張って処理してる+撃ち漏らしてるという点で東さんよりは劣りますがね。本編では全く触れられないのに格が上がる東春秋、何者だよ…。
犬飼はフルアタックで迎撃しているんですが、その時にトリオンキューブを出してます。「銃トリガーで設定したらトリオンキューブでは扱えないはずだろうが!」と思い、BBFを確認したんですが、ちゃんと書いてありました。流石葦原先生。
あと、なぜサブトリガーはシュータースタイルにしているんだろう、と疑問に思ったんですが「両手がなくなっても戦えるように」っていう考察を見つけて震えました。犬飼…。
犬飼&辻 vs 弓場さん
二宮隊の二人は爆撃対策でシールドを張っているのに、弓場さんは捨て身で特攻をしてます。数的に不利なら多少のリスクは背負わなきゃいけないということでしょう。
辻が爆撃用の全体シールドと弓場さん用の集中シールドを使い分けてる描写も地味だけどワートリらしくて良いですね。
腹に一発かすめてるのは玉駒的にありがたいです。出来ればもう少し削って欲しかったですけど、この状況を見てすぐに不利と判断して役割をスイッチさせた二宮さんの采配勝ちですね。
爆撃の分割数
千佳の爆撃の分割数が「8分割 → 27分割 → 64分割」と徐々に増えています。
これはおそらく、最適な爆撃を行うために、相手が処理できない弾数と威力のバランスを調べているのだと思うんですが、もしかしたら他に意図が隠れているのかもしれません。
修の奇襲
修が千佳の爆撃に対処している犬飼に奇襲しましたが辻に防がれてしまいました。
フルアタックをしていて防御が手薄な犬飼を狙う流れは必然ではありますが、ここでROUND4のリベンジを意識した修 vs 犬飼の構図を持ってきたのには葦原先生の作為を感じざるを得ません。
二宮 vs 弓場 ハイレベルなタイマン
弓場さんは、自分の距離まで接近したら勝ち、という事で防御なしで突撃を選択。
一方の二宮さんは、爆撃に対応するため片手で弓場さんと戦わなければいけない、というハンデを背負っての戦いになりました。そして、そのハンデを埋めるために様々な工夫を使いました。
- 曲射による時間差攻撃1
- 置き弾
- 曲射による時間差攻撃2
- 集中シールド
まさに「一手の差」の決着と言って良いでしょう。しかしこの一手が大きかった。レプリカ先生が言っていたように「ひとつでも相手の虚を突ければ そこで殺し切れる」ので。
嵐山さんは出水のことを「自分が追い込んで味方に獲らせる戦法」が上手いって評してましたけれど、二宮さんは「自分が追い込んで自分で獲る戦法」を出来てるのでより一層ヤバイですね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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また別の記事でお会いしましょう。