漫画研究室

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ワールドトリガー第194話「三雲修⑱」ワ民によるワ民のための感想・考察

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ワールドトリガーテレビ朝日 https://www.tv-asahi.co.jp/worldtrigger/

ネタバレあり。未読の方はご注意ください。
次回の感想はこちらから。

生存しているのは二宮隊の3人(二宮・犬飼・辻)と玉駒第二の3人(修、遊真、千佳)。玉狛第二は遠征隊選抜まで残り2点が必要な状況です。


1回目の攻撃

遊真は初手からスコーピオン投げ。あたかも通常攻撃のように使ってますけど、弓場隊以外にはまだ使っていない新技なので二宮隊の3人にとっては初見の攻撃です。バッグワームで隠密して二宮さんの死角から攻撃しているので完全に意識外からの奇襲…だったはずなんですが、完璧に防がれてしましました。これを当然のように防ぐとは流石ラスボスです笑
修は少しタイミングを空けて遊真の逆側からアステロイド()で攻撃。この攻撃の意図は蔵内の解説通りで二宮さんに両防御を使わせないための牽制でしょう。

豪華解説陣

蔵内、王子、桜子、小南、荒船、時枝、嵐山

解説してる人多いですね笑
切り札の千佳をあえて温存することで二宮隊の動きを制御しているそう。真正面からぶつかると実力差で押し切られるところを、戦略を用いて相手に守りに入らせて自分達が常に一手先を打てるようにしてるんですね。そう言えばROUND2の解説で古寺先輩が「『動かされた側』の2チームはずっと対応に追われて 『動かした側』の玉狛は最後まで『次の一手』があった」って言ってましたね。これが遅効性SFか…。

「つまんないウソつくね」

「三雲じゃ到底二宮隊の脅威にはならない」
「へえ…二宮さん つまんないウソつくね」

二宮さんが修の実力を認めてるのを表す最高の描き方です。
このセリフのすぐ次のコマが修の「スラスターON」になっていて、流れとしても完璧だと思います。

そういえば遊真が「つまんないウソつくね」と言ったのは随分久しぶりな気がしますね。記者会見で修に言った以来かな?

2回目の攻撃

修のスラスター投げと遊真のスコーピオン投げ+反射
修と遊真はブレードトリガーを投擲武器と勘違いしてんのかな?笑
修は威力UP、遊真は反射を加えるなど、1回目の攻撃で印象付けたことの裏をかくような攻撃だったと思います。しかも1回目は時間差攻撃でしたが、2回目は二人同時の攻撃です。
そして二宮隊の連携が少し乱れたところで千佳の鉛弾狙撃。二宮さんを狙った攻撃でしたが犬飼にカバーされてしまいます。しかも既に損傷してる左腕でガードしてるので実質ノーダメージ。これは勿体ないですね。1回目の攻撃が失敗したときは大したリアクションがなかったのに2回目の狙撃が失敗した時には修と千佳が露骨に悔しがっているので、この狙撃が本命の攻撃だったんでしょう。

これはスコーピオンが自分に飛んでくると思って躱そうとする犬飼 。

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ワールドトリガー 194話

もしかしたら遊真の反射攻撃には、犬飼を二宮さんのフォローに入りにくくする意図もあったのかもしれません。

そして位置がバレた千佳に二宮さんがメテオラで爆撃します。しかし固定シールドで無傷wこれは卑怯w


二宮隊の作戦

二宮さんが犬飼と辻に千佳を押さえに行くように指示。読んでいて「狙撃手を押さえに行くのは一人でも十分なはずでは?」「むしろ二宮さんが一人になるリスクの方が高そう」と思ったんですが、この指示の意味は195話で明かされましたのでここではスルーします。

二宮隊の動きを見た修は千佳に「鉛弾で身を守れ!」と指示。この発言から、修には千佳に実弾を撃たせる気は無いことが分かります。この時点での玉駒の作戦は「千佳が犬飼と辻を引き寄せている間に遊真と修の連携で二宮さんを落として、その後3人で連携して犬飼と辻のどちらかを落とす…」という感じででしょうか。

そして195話へ

修から「鉛弾で身を守れ!」というオーダーを聞いた千佳の最後のコマの表情。何か決意を決めた目にも見えますが…?
194話は玉狛にとって不利になることが多くて盛り上がりには欠けましたが、神回である195話への助走であったと言えるのではないでしょうか。

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また別の記事でお会いしましょう。