ワールドトリガー第196話「玉駒第二㉔」ワ民によるワ民のための感想・考察
ネタバレあり。未読の方はご注意ください。
次回の感想はこちらから。
今回は復習がメインで作画コストはかなり低かった筈なのに、一話掲載ということで葦原先生の体調が少し不安ですね…。
ブログで「考察」を名乗るのが恥ずかしくなるほど高レベルな公式の解説回でした。
ですが、ワートリは「どこまで考えても考えすぎということがない」と証明されて考察のやりがいが増したとも言えるので、これからも頑張ってやっていきたいと思います(ポジティブ)。
狙撃に気付いていなかった修
千佳の狙撃に修は気づいていなかった模様。
隠し玉を使う緊張感のある場面でしたし、周囲の把握が疎かになっていたのかな。そもそも辻は修の死角から攻撃してましたし、これは仕方がないと思います。
ただ、少し気になったのは「狙撃音で気付けなかったのかな」ということです。あれだけ大きな音がしたら、見えてなくても気付けるんじゃないかなと。
この疑問を解消するために立てた仮説は、「トリオン体は戦闘音や爆発音をミュート、あるいは音量を下げている」という説です。
戦闘音は内部通話を妨げるノイズであるだけでなく、意識を逸らし集中力を低下させる悪影響もありそうです。
そのため、トリオン体の設定で聴覚を意図的に下げているのだと思います。
千佳の心のケア
前回から期待していた千佳の心のケアが完璧な形で入りました。
宇佐美→「大丈夫?気分悪いとかない?」(体調の心配)
ヒュース→「いい腕だ」+グータッチ(技量と貢献を褒める)
修→「本当に助かった ありがとう」(貢献に感謝)
遊真→言及なし(いつも通り)
ここで「よく撃った」と決断したこと自体を褒めてしまうと、今度は義務感から「撃たなきゃ」になってしまって良くないと思うんですよ。
決断そのものじゃなくて貢献の結果を褒めてあげたことで、これからも前向きにこの問題に向き合えるようになったと思います。
まだ完全克服は出来てないみたいですし、この先これが問題になる可能性はまだあるかもしれないですね。
戻ってきたばかりの千佳の表情は不安そうなんですが、修に返事するときにはとても可愛い笑顔です。チームメイトの完璧な対応でした。
玉狛第二、全員心理カウンセラーにでもなったら?笑
小南先輩
ガッツポーズから力が抜けて机に突っ伏す小南先輩、まじ可愛い。推せる。
このランク戦がこんなにも楽しく読めた要因の一つには、小南先輩の解説(応援)も絶対あると思います。お疲れ様でした笑
王子隊=ワ民?
ここ完全にワ民の心境ですね。
これから毎回使える素材をGETしました笑
解説を細かく
初期配置
初期配置はやはり玉狛不利だったよう。
「トータルで損」という言葉からは、王子の視界の広さ・盤面の把握力・大局観がわかります。
試合後の講評で、ここまで盤面全体を見ながら解説してくれるのは初めてですね。
B級4位の隊長は伊達じゃない。
生駒旋空の回避
レーダーの動きから部隊と攻撃を推測。
そういや宇佐美先輩は「イコさんが40m」じゃなくて「生駒隊が40m」って言ってましたね〜。
まさかこんな高度な推測を基にしたオペレーションだったとは。
頭の回転なめらかすぎやろ…ふつうに感動するわ。
ヒュースの印象操作
脱出成功→二宮に隠し玉
脱出失敗→修の隠し玉から意識をそらす
二つの作戦を同時並行するとはやはりエリート。脱出が成功すればそれはそれでよし、失敗しても最低限の仕事を、ということだったんでしょう。
そしてこれは、見栄を張る小学生の娘と優しいと近所で評判のパパ 。
曲がるブレード投げ
スパイダーを利用した技と予想していたんですが、マンティスの応用だったようです(応用技を応用するって何?)。
発想力がえぐい。
蔵内の言う「光る細い線」なんて描いてなかったよwと思って確認したら、普通に描いてありましたね…。
伏線…。
千佳の狙撃は独断
このあたりの話も前回の感想の方で書いてるので、そちらを見て頂ければ。
二宮隊の戦術
二宮隊3人全員で移動が一番堅実ですか。
犬飼だけ千佳に向かわせて、二宮・辻で遊真と修を抑えるのが一番堅実だと僕は思ってました。これは、挟撃されるリスクを無視できるほどに「二宮隊は3人で連携した方が強い」という王子の認識の現れですかね。
二宮さんがゴリ押しから戦術使いになったキッカケは間違いなく鳩原先輩の脱走でしょう。
鳩原先輩の脱走を受けて、より強くなるため、よりチームで勝てるために出水に教えを請うたという流れでしょう。
「すべての状況で完璧にやれる人間なんていないでしょ」
とりまる先輩のこのセリフ。これも確実に鳩原先輩の脱走にも掛かってると思います。
間違いない。切ない。
ランク戦の結果
全体の順位を眺めた感じ、玉狛第二が暴れただけで結局開始時と大きく順位が変わってなくて、ワートリって感じですね。
むしろ玉狛がイレギュラーすぎる笑
これだけの快進撃が違和感なく受け止めれるのは、初見殺し特化スコーピオン使い、強化角つき近界民の加入、トリオンモンスターの覚醒などの十分納得できる材料が揃ってるのと、ほとんど強くなっていない三雲修がリアリティを保ってくれているおかげでしょう笑
B級中位最終戦
ここでこれをぶっ込んでくるか〜。これは早速この画像の使いどころ笑。
弓場隊の上位残留がかかってる+香取隊復活なるか+那須隊有終の美を飾れるか、と見所はたくさんありますし必然の流れといえば必然。ただ、今までは玉狛が出ていないランク戦は全カットだったので意表を突かれましたね。
東隊の30点は誤植で本当は33点らしいので、東隊までの上位残留は確定。30点で複数チームが横並びになっていますが、同得点の場合はランク戦開始時の順位の高い順になるため、弓場隊は中位戦の結果で他の隊に抜かれなければ上位残留が確定します。
帯島ちゃんがノールックで海から取った点が貴重になりました。ナイス判断。
那須隊と弓場隊の幸せが共存しないのが辛いところ。
個人的には那須隊に勝って欲しいんですが、太刀川さんの「気持ちの強さは関係ないでしょ」が脳裏をよぎるんですよね…。ほんとこの言葉は長期間にわたって効いてくるな。
香取隊は負けたら香取がキレますがそれだけなので無問題。諏訪隊は特にドラマがないのでそれ以上に無問題。
でもワートリですし、一番勝敗がどうでもいい諏訪隊が勝ちそうな気も…。
そして結果に関係なく訪れてしまう別れ。
来月ボーダーの記憶を全て失った茜ちゃんが見れると思うとワクワクしますね!!(やめてくれ)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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また別の記事でお会いしましょう。