ワールドトリガー第199話「B級ランク戦終了」ワ民によるワ民のための感想・考察
ネタバレあり。未読の方はご注意ください。
2020年8月4日発売のジャンプSQ9月号に掲載されているワールドトリガー199話の感想・考察です。
今回で那須隊と香取隊のエピソードに一旦区切りがつきました。
次回の感想はこちらから。
奈良坂先輩の講評
「そうですね…よくやったと思います」
奈良坂先輩はこの一言を言うためだけに解説に選ばれたんでしょう笑
小南先輩みたいに喜びを前面に出す(あの人は出し過ぎ)のも良いですが、奈良坂先輩は少し微笑んでいる程度の表情なのが良いですね。
冷静沈着というキャラを守りつつ、読者は勝手に奈良坂先輩が心の中でどう喜んでいるのか想像できます。
多分、家に帰ってから踊ってますね(キャラ崩壊)
村上先輩の講評
村上先輩は、上位入りを逃した瞬間の表情とROUND3からの那須隊の戦術の成長を解説するために選ばれたんでしょう。
村上先輩が「柔軟な戦い方を準備してきたのが窺えましたね」と言っているように、那須隊はメテオラを置き弾として使う対応力の高い戦術を用意してきました。
ROUND3の解説で迅さんが言っていた「しっかり磨いてものにすれば強力な武器になりそうですね」を実現したということでしょう。
迅さんの発言は、熊谷がオールラウンダーのようにメテオラを使っていたことを念頭に置いていましたが、那須隊が採用したのは茜ちゃんが遊真に使った置き弾としての利用法でした。
まさに敗北を糧に勝利を掴んだという感じで良いですね。
堤さんの反省
堤さんの反省は、普段からちゃんと頭を使って戦っていることが伝わってくる反省の仕方なのが良いですね〜。
そして、諏訪さんの言うように戦闘中の頭の回りが凄い早い。
負けたことを漠然と反省してるんじゃなくて、防御の選択を誤ったことを反省しています。そういえば、堤さんはROUND2でも「攻撃手の片手が空いていたら仕掛けを警戒してしかるべきなのに…!」という具体的な反省をすぐしていました。
今回は那須隊有利の状況が整いすぎていたので防ぎようがなかったですが、年長者としての格が伝わってくる描写でした。
あと、「おサノは1点取ったら許してくれる説」ありますね笑
香取隊の成長
軋轢、妥協、失敗、そして成長…!
香取隊、なんだか主人公チームみたいです笑
結果だけ見れば上位陥落となりましたが、チームとしては着実に一歩前に歩き出せたようです。
元々「なんとなく」暴れるだけでチームを上位に導けるエースがいる部隊ですし、そこに戦術と連携攻撃が加わるとなると上位復帰も容易でしょう。
協調性のないイメージがついつい先行しがちですが、香取って普通に強いですよね。普通に遊真と斬り合えていましたし、B級上位のエースの中でもトップクラスの実力を持っていると思います。
個人的には、一対一なら木虎と同格ぐらいの強さのイメージですね(連携力で木虎の方が総合的に上ですが)。
香取隊には一つの区切りがつきましたが、もしかして出番はこれで最後になってしまうんでしょうか…?
物語が遠征編に向かうのでB級部隊の出番はほぼなくなると思われます。香取は遠征メンバーに単独で選ばれるだけの実力がありますが、協調性の問題で選ばれそうにないですし、たとえ選ばれても今の香取ならチームを優先しそうな気がします。
このランク戦で香取のことを更に好きになれたので、また登場の機会があると嬉しいんですが…。
上層部の会議
「そもそも彼女にはしゃべられて困るほどの情報は与えてませんからねぇ」
ひぇっ。大人たちが大人な会話をしてて怖いな…。
なんですか?喋られたら困る情報って?
秘匿作戦のガロプラ撃退に参加したB級隊員でも知らない情報?
トリオンやトリガーの仕組み、人型ネイバーの存在とかは普通に漏れても良い情報ということでしょうか。茜ちゃんが知らないバレたらマズそうな情報は、ボーダーにネイバー(遊真やヒュース)がいることとかかな。
それか、読者もまだ知らない極秘情報があるのかもしれません。
ボーダーの闇は深い……!
「若者たちの未来に幸多からんことを」
城戸さんってこんなキャラでしたっけ?笑
普段は立場の違いから悪役っぽく見えることもありますが、悪い人ではないんだよな〜と改めて思いました。
一瞬、城戸さんが祈ってるように見えましたが、これは普段通りに手を組んでるだけですね。ややこしいな笑
神田の送別会
「読者の9割、カンダタ初登場に気付く前に帯島ちゃんに目が行ってしまった説」を提唱したいと思います笑
良いですね。このメンツの食事良いですね。なんだろう。すごく家族のような温もりを感じる食卓です。
というか帯島ちゃんが可愛い。帯島ちゃんとののさんの並びの破壊力が凄いです。
カシオと羽矢さんは不参加ですか。
そういや彼らは弓場隊出身じゃなかったですね。
弓場隊に入る前はどこに所属してたんでしょう?イメージの合う部隊が思いつかないですし、フリーの隊員だったのかもしれません。
誰がどこの部隊にどの時期に所属してたかの一覧表が欲しいな…。
ワートリ世界に九州あったんですね笑
これで関西と九州は存在することが確定しました。
三門市がどこにあるかの言及は無いですが、私は勝手に関東圏の都市をイメージしています。
蔵内がハウンドの仕様にやたら詳しかったのは、トリガー関連で進学するぐらい興味があったからなんですね。
思わぬ伏線回収というか、解説を解説だけに使わない効率の良さが流石です。
カンダタ、たまたま遊真とセリフが被って帯島ちゃんを泣かせてしまったのに、少しも「うわ、地雷踏んだか?」と慌てた表情をしてないのが強いですね。
帯島ちゃん、「すびません」すら可愛く聞こえてしまうの最強なのか?
「負けて悔しいと思えるのは本気でやった奴だけ」という言葉を聞いたことがあります。
頑張れ、帯島ちゃん!
帯島ちゃんが泣き出した微妙な雰囲気を「オレは?」で和らげてしまうトノ、普段から弓場隊で気を使ってるのかな〜とか考えたら和みますね。
茜ちゃんの引っ越し
「小夜ちゃんが奈良坂先輩のことを『ムリ』と言ったのは対人耐性が無いからだっけ?」と単行本を確認したら、「年上の男性の前では社会生活に支障をきたす」からでした笑
そりゃ引きこもるしかないね…。
『狙撃手の集まり』
回想コマを見る限り、メンバーは奈良坂先輩、さとけん、当真、ユヅル、荒船先輩、古寺、半崎ですね。
さとけんと当真だけが永遠に喋ってそうなメンツです笑
夏目さんの那須隊入りフラグが立ちました。
新3バカのチームに入るなんて説も元々ありましたが、那須隊で良かったですね笑
ただ、そもそも夏目さんのB級昇格は連載中に間に合うんでしょうか?
「メールもあるし」
LINEじゃないことに違和感がありました。
ワートリ世界の時間軸は2013年と考察されているらしいですが、LINEが出てきたのってそんな最近でしたっけ?
茜ちゃんが帽子かぶってないのレアですね。そして可愛い。
何というか…普段は制服の女子の私服姿を見たときの感動に近いと思います。
葦原先生の描く女の子、休載を経てより可愛くなってません?
那須さんの可愛らしい一面が垣間見れたのも今回のランク戦の収穫だと思います
太一の発言とか戦闘中の無双っぷりのせいで強キャラとしてのイメージが強いですが、トリオン体じゃないときのリアクションとか表情は当たり前ですけど普通に女子ですね。
「会っておいて欲しい人」
え?誰でしょう?
迅さんが「メガネくんと遊真には」と言っていて、千佳が含まれていないのが気になるところです。
鱗次さん関係で千佳にはまだ伏せておきたい話とかですかね?
「迅さんが仲介してくれる」というところから考えると、旧ボーダー関係者とかでしょうか?
旧ボーダー関係者なら、本部に移った桐山さんか一般に戻った真都さんが考えられます。
あとは、ガロプラがアフトクラトルを寝返ってボーダーと協力するなんて考察もありますし、ガロプラ説も考えられると思います。
実力派エリートならガロプラとの交渉にも関わっていそうですしね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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また別の記事でお会いしましょう。