漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【SPY×FAMILY】購入層のアンケート調査:集計結果

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Twitterアカウント 遠藤達哉(公式)@_tatsuyaendo_ ヘッダー画像より

SPY×FAMILY」がメチャクチャ売れているらしいんですが、あまり実感がないので、どういう年代・性別の方が「SPY×FAMILY」を購入されているかの特徴を調べるためにアンケートを取りました。
この記事はアンケートの集計結果をまとめたものです。


SPY×FAMILY購入/未購入を問わず、154名の方からアンケートに回答を頂きました。ご協力いただき本当にありがとうございました。

注意

この調査は非公式なものです。アンケートは本ブログの管理人のTwitterアカウント@shima_mangaで募集したため、回答に偏りがあることを念頭に入れてご覧ください。




アンケート回答者の構成

年齢を半角数字で質問し、それを「13~18歳(中高生)」「19~22歳(大学生)」「23~29歳(20代)」「30歳〜」の4つの年代に分類して集計しました。


13~50歳の方から回答を頂きました。
最も回答が多かったのは20歳前後でした。

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※単位は[人]



性別は「男性」「女性」「その他」の3つから選択して頂きました。
※集計では、データ数の都合で「男性」と「女性」しか用いていない場合があります。


女性の方からの回答が若干多めでした。

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※単位は[人]


アンケート回答者が単行本を購入している作品

『単行本を購入している作品』を、「ジャンプ作品」「ジャンプ+作品」「ジャンプSQ作品」「ヤンジャンVジャンプ作品」ごとに4つの質問に分けて、複数選択可で質問しました。

週刊少年ジャンプ

上位作品 購入者数 購入者割合
アンデッドアンラック 94人 61%
呪術廻戦 77人 50%
鬼滅の刃 70人 45%
チェンソーマン 65人 42%
アクタージュ 55人 36%
僕のヒーローアカデミア 50人 32%
Dr.STONE 47人 31%
ハイキュー!! 40人 26%
HUNTER×HUNTER 36人 23%
ONE PIECE 35人 23%


「アンデッドアンラック」「呪術廻戦」「アクタージュ」などの割合は、実際の売上から予想される割合よりもかなり高くなっています。


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※単位は[人]


管理人のTwitterアカウントでアンケートの回答を募集したため、フォローして頂いている方やRTに協力して頂いた方の傾向が出たのだと推測されます。

集英社以外が正確なデータを取るのは事実上不可能であるため、偏りがあることを念頭に入れてデータをご覧いただければ幸いです。

ジャンプ+

上位作品 購入者数 購入者割合
SPY×FAMILY 64人 42%
地獄楽 24人 16%


今回の調査対象である「SPY×FAMILY」は154名の回答者のうち64名(42%)が購入されていました。

これは全作品中で3番目の票数です。
個人的に売れているという実感が今までなかったんですが、実際は自分の周辺でも本当に売れていたとこが分かりました。


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※単位は[人]

ジャンプSQ

上位作品 購入者数 購入者割合
ワールドトリガー 59人 38%
青の祓魔師 17人 11%


ワールドトリガー」も管理人の特に好きな作品の一つであるため、その影響で実際より数字が大きく出ていると思われます。


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※単位は[人]

ヤングジャンプVジャンプ

上位作品 購入者数 購入者割合
かぐや様は告らせたい 46人 30%
ゴールデンカムイ 18人 12%


「かぐや様」の割合も実際より少し高くなっていますが、実は私がこの作品を読んだことはほぼありません。これはこれで興味深いですね…。


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※単位は[人]

単行本を購入している作品数

単行本を購入している作品数を、選択した作品数から求めました。

2~6作品購入している方が多いようです。

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※横軸の単位は[作品]、縦軸の単位は[人]

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※単位は[人]


SPY×FAMILY購入者の構成

SPY×FAMILY」の単行本を購入されている64名の「年代」「性別」「単行本購入作品数」の構成を表すグラフです。

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※単位は[人]

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※単位は[人]

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※単位は[人]

これだけを見ても何も言えないので、他作品と比較してみます。




他作品との比較

SPY×FAMILY」の購入層と他作品の購入層とを比較します。

比較対象には、獲得票数の多かった「僕のヒーローアカデミア」「Dr.STONE」「ワールドトリガー」「かぐや様は告らせたい」「アクタージュ」「呪術廻戦」「アンデッドアンラック」「鬼滅の刃」「チェンソーマン」の9作品を用います。

年代

まずは、購入者の「年代」を比較します。

年代別の購入者割合、すなわち「その年代の回答者のうち何割が作品を購入しているか」を用いて比較します。


全体的には、「13~18歳」の世代の購入者割合が高いことが読み取れますね。

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SPY×FAMILY」については、「13~18歳」の割合が最も高く、「30~歳」の割合が最も低いようです。

これは「呪術廻戦」や「アクタージュ」の傾向と類似しています。


「幅広い年代に人気」というよりは、「若い世代を中心に人気」という感じでしょう。


性別

次に、購入者の「性別」を比較します。

性別別の購入者割合、すなわち「その性別の回答者のうち何割が作品を購入しているか」を比較に用います。


全体的には、「男性」の方が購入割合が高いことが読み取れますね。

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SPY×FAMILY」については、「『男性』と『女性』の購入割合が同じくらい」という傾向が読み取れます。

これは「ワールドトリガー」や「アンデッドアンラック」の傾向と類似しています。


「男性にも女性にも同じぐらい売れている」のが特徴と言えるかもしれません。


単行本購入作品数

最後に、購入者の「単行本購入作品数」を比較します。

単行本購入数別の購入者割合、すなわち「合計で○作品購入している回答者のうち何割が対象の作品を買ってるか」を用います。

当たり前ですが、多くの作品を購入している人ほど対象の作品を購入している割合は高くなるので、基本的には右肩上がりのグラフになるはずです。

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※単位は[%]

SPY×FAMILY」の構成は最も自然な右肩上がりなバランスに見えます。

購入作品数の少ない漫画ライト勢に特に人気があるというわけでも、購入作品数の多い漫画ガチ勢に特に人気があるというわけでも無さそうです。


まとめ

アンケート調査から、「SPY×FAMILY」の購入層の特徴は

①若い世代が中心
②男性にも女性にも同じくらい売れている
③漫画ライト/ガチ勢関係なく売れている

であると推測します。

※繰り返しになりますが、アンケートのデータには偏りがあるため、必ずしも正しい結果ではありません。


曖昧な結論となりましたが、偏りのあるデータを基に検討している以上、これぐらいの推測に留めておきます。



ここまで読んで頂きありがとうございました。

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鬼滅のアンケート調査記事もあるので興味のある方は是非。