漫画研究室

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【2020年33・34号】週刊少年ジャンプ感想 表紙:ONE PIECE

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週刊少年ジャンプ2020年33・34合併号表紙 集英社
ネタバレあり。未読の方はご注意ください。

次号の感想はこちらから。

ワンピース23周年、ハイキュー完結、こち亀特別編、ミウラ先生の新作。
これは盛り沢山…!!



ONE PIECE

23周年おめでとうございます。

スルーされがちだけど23周年は間違いなくイカれてますね。ほんと凄い漫画ですよ…。


カン十郎vs赤鞘が開戦

「ん?ええじゃろ」「いいな」
「二刀流だ!!」「ええにゃあ」

この会話の癒し力半端ないですね…。とても主君の仇・裏切り者との戦いの最中の会話とは思えない笑


ヤマトが自分で手錠を外せてないということは流桜を使えないんですかね?
どのぐらいの強さなのかよく分からなくなってきました。

「僕を船に乗せてくれる筈」ということはヤマトの一味入りの可能性もある?


新鬼ヶ島計画の発表

思ってたよりかなり早く発表されましたね。もう少し引っ張るかと思ってました。

「鬼ヶ島を花の都に移す」というセリフが引っかかるんですが、一体どうやって巨大な島を動かすんでしょうね。

物理的に動かすという意味ではなく、単に本拠地を移すというだけの意味なのかもしれませんが、古代兵器の話も出てきましたし、古代兵器を使って島を移すということではないかと考えています

あるいは鬼ヶ島自体に古代兵器と関係があるとか?

プルトンはアラバスタ、ポセイドンはしらほし、となるとワノ国の古代兵器はウラヌスでしょうか。

おでんが裸踊りをせざるを得なかった理由もここにあるのかもしれませんね。


オロチを斬るとは完全に予想外でした…!

呆気なさすぎたんですが何かしらの能力で生き残ったりしてるんでしょうか?
これで終わりでも、復讐者の末路という感じがして良いんですが…。

いずれにせよ、これでオロチの部下の侍を味方につけやすくなった気がします。


Dr.STONE

「あ、殺すんだ」っていう。

どんなに凄い知識と頭脳を持っていてもそれ以前の理念の問題ですね。


ゼノが千空の頭脳に惚れ込んで和解するっていう展開を予想していたんですが、この感じだと難しそうかな。

先が全く読めませんね笑
そもそも千空は狙撃に耐えれてるのか?


僕のヒーローアカデミア

大人達が死力を尽くして闘ってるのマジでカッコいいですね…。


でも学生にしてみれば、普段頼ってる大人達に余裕がなくて、自分達にその責任が回ってきてるんだから怖さしかないよね。

よく立ち向かえるよ。彼ら高校1年生ですよ?

ヒーローって凄い。


Mt.レディとミッドナイトの傷は何とかなりそうだけど、シンリンカムイが丸焦げにされたのは本当にヤバそう。

体の仕組みから違うだろうから分からないけど、この状態から再生するのは難しそうですよね。
炭みたいになっとる。




呪術廻戦

漏瑚さん惨めwww

これでも作中屈指の強キャラなのにね笑


隕石は火山の能力に含めちゃダメでしょ。噴石ってことならギリギリセーフなのか?

極ノ番は確か0巻でうずまきが使ってましたね。
呪霊の奥の手的な感じでしょうか?


蟻と象の例えでほっこりした直後に「ならん」は落差が酷いな笑

恐怖シーンのはずなんですけど、パンダの顔芸と「イタドリくぅ〜ん?」で可笑しく感じてしまいました笑


ここ、NARUTOの「散ッ」の逃げ方w

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呪術廻戦 第115話 芥見下々


宿儺の術式の謎は深まる一方…。
切断と炎?関係なさすぎません?


ちょっとだけ考えて思いついたのは「炎は切断の反転術式説」です。

宿儺の術式が「切断」だとすると反転術式は「結合」
炎、すなわち燃焼は酸化で起こる現象。すなわち酸素との「結合」

でもなんか変な呪文みたいなんも唱えてましたしね…。微妙。


火力勝負(文字通り)でも漏瑚さんが負けたら尊厳ズタボロですね。

楽しみ〜〜(鬼畜)


僕とロボコ

扉絵で国民的漫画に喧嘩売るのやめとけw

「空(くう)だー!!」、Z戦士、夜凪景、羅刹女、サイド甲、「あ!アクタージュ読む?」

パロディネタが詰め込まれすぎてる…笑
ほんとやりたい放題だな笑

まあアクタージュが登場したんでアンケート送りますけど(カモ)


「あとは混ぜて焼くだけ⭐︎」
「混ぜて焼いて持ってこいよ!!」

今週の一番のお気に入りはこれです。
死ぬほど笑ったw


アンデッドアンラック

扉絵…。
なんて可愛さだよ、全く。
こんなの描いて許されると思ってんのか?(いいぞもっとやれ)

そして本編では、この扉絵すら霞むほどの高密度な友情が描かれてしまいましたよ。
何だこれ。神漫画か。


タチアナとアンディの確執エピソードがやはりあったみたいですね。

時期的にはクロちゃんを手懐けた回の前あたりでしょう。
アンディのお尻が丸見えですし笑


可愛いコップでコーヒーを飲み、ビックリしてそれを吹き出すニコさん。

あなたも癒し枠ですか?笑


UMA・古代遺物の保管層は第8層とのこと。
そういやクロちゃんと戦ったときも8層でした。

ユニオンの内部構造は詳しく分かってませんが、階層が移動してるあたりにエヴェっぽさを感じましたね。


「友達になろ」ってシンプルだけど否定者には一番効く言葉ですよね…。

そして握手。
デートの約束とか最早プロポーズと言っても過言ではないのでは?(過言)

ここの風子とタチアナのやりとりにはお互いの「優しさ」が詰まっていました…。

言葉にできない良さ。


そういや、風子ちゃんの聖人精神はどこで培ったものなんですかね?

ずっと引きこもってネットゲームをしてたはずなんですよね。
ネトゲって煽り合いとかそういう世界じゃないんですか?笑

ゲーミングお嬢様由来の偏った知識ですけど笑。


「UT」ということはタチアナの能力は「UNTOUCHABLE(不可触)」で間違いなさそうですね。

球体に入っている理由が拘束具というのも、予想が当たらずも遠からずって感じなので少し嬉しいです。


次回、タチアナのクソデカフォントが来そう。




ハイキュー!!

連載完結!!
お疲れ様でした。そしてありがとうございました!


僕にとって「読んでいると何かやらなくちゃいけない気がしてくる漫画」でした。

まあほとんど行動には移せてないんですけど笑


先週のヒキ的にオリンピックから始まるのかと思いきや、その後が明らかにされてなかったキャラの紹介からでしたね。

天童のショコラティエから始まる最終回って何なんだよ笑

全キャラへの愛情に溢れた見開きカラーといい、最後まで全キャラに対して誠実な作品でしたね…。


及川さん!?
ブラジルで出番が終わりとは思ってなかったけど、再登場の仕方が全く予想できなかった及川さん!?
こんな登場の仕方ある?笑

「全員倒す」ってそういうことかよ!


そういや、結局ラスボスにならなかったのに物語の最終盤に登場して、圧倒的な魅力を読者に魅せて去っていたロメロさんは一体何者だったんだろう…?


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ハイキュー!! 1話 古舘春一
1話の冒頭と全く同じバレーボールについての説明。

違うのは、今回の「つなぐ」の背景に回想コマが使われてることですね。

「つなぐ」だけに、これまで「つないできた」シーンの回想との相性が抜群にいい。


そして、"頂の景色"の説明が省れた代わりに、それが映っている日向の目。

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ハイキュー!! 最終回 古舘春一

こういう演出大好きです…!


日向と影山の活躍をテレビで観てる少年がさらっと描かれてますが、これは1話のセルフオマージュっぽいですね。

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ハイキュー!!(左)最終話 (右)第一話 古舘春一

かつての日向が小さな巨人を観たときの構図とほぼ同じ。

こうやって「つながる」のか〜〜!



カッコ良すぎるグータッチで終わり…と見せかけて最後はライバルとして終わるのか。

完璧すぎません?


そして更に

「最終話 挑戦者たち」

最後の最後までサブタイにやられましたね…笑


こち亀

自分が本誌を購読し始めたときには完結してたんで、本誌でこち亀を読むのはこれが2回目か3回目かな?

「安定感と安心感の漫画」って感じでした。


定期購読者限定でこち亀日暮パック」が配信されてたのでこちらも。

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こち亀日暮パック 秋本治

数日に分けて少しずつ読み進めようと思ってたんですが、ついつい読み進めて結局は一気読みしてしまいました…。

「わざわざ読もうとは思わないけどあったら読む漫画」というポジションを長年務めていた漫画だったことを身を以て知れました笑


これまでの登場回を一気に読んだことで、4年に1度の周期が崩れてる異常感みたいなものが強くなりましたね。

この4年後、2024年に日暮が再登場するときには「コロナとかあったな〜」って思えるようになってるんでしょうか?


そもそもの話ですが、4年に1度しか登場しないキャラが10回くらい登場してる漫画とか狂ってますね…笑




銀色のセブン

クオリティが高い…。そして面白い…!

SF設定を使ったバトルが上手いし、宇宙バトルも迫力がありつつ分かりやすかったです。


この「分かりやすさ」ってのがSFモノじゃ結構大事だと思うんですよね〜。

読者がSF設定を完全に理解する必要はなくて(作中できちんと設定を説明する必要はなくて)、「理解しなくても支障なく読めるようにする」のが「分かりやすさ」なんじゃないかという。


エロ要素はちょぴっとあったけどオマケ程度でした。
ゆらぎ荘のときから薄々気付いてたけど、エロなくても全然いけますね笑


これが連載になるのも全然ウェルカムなんですが、先生は巻末コメントで休む宣言されてますね。
誌面のジャンルも偏ってるんでしばらくは期待できなさそうかな?


アクタージュ

皐月ちゃんが可愛い…。可愛すぎる。

本当の自分を知ろうとして辿り着いたのが「自分は常に可愛い」とか、最強の可愛いなのでは?

今週の一番好きな皐月ちゃんは、夜凪の腕にかぶりついてる皐月ちゃんです。
この子ほんと可愛いな。


皐月ちゃんが夜凪に抱く感情が「尊敬」から「憧れ」へ。
なるほど私のカムパネルラですね…。

この漫画のクソデカ感情は健康に良いのでウェルカムです!
千世子さんは露骨にクソデカ感情を出さないタイプですけど、皐月ちゃんはツンデレと少し違うタイプでこれも良い。


皐月ちゃんの成長を喰って成長する夜凪。
強キャラじゃないですか…。

他のキャラの活躍を一気に自分のものにする演出が大好きです。
夜凪景、強いわ。

そして、それを見守る環さんも強キャラの風格。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

楽しんで頂けたならスターやシェアをして頂けると嬉しいです。

また別の記事でお会いしましょう!!