漫画研究室

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ワールドトリガー215話感想「遠征選抜試験⑬」水上敏志「ほな よろしくお願いします」

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ワールドトリガー215話 葦原大介 集英社

水上敏志…!ワートリ215話の感想です。
2021年11月4日発売ジャンプSQ.12月号掲載分の後半。

「水上敏志」がトレンド入りを果たした回です。

水上敏志、全ユニット単独操作

「ほな よろしくお願いします」
最後の水上に全部持っていかれました。

全てのユニットを水上一人で操作するということですか…?えぇ…?

213話で「どのユニットを誰が操作するかは自由」と示されていたので、一応ルールの範囲内でやっていることです。まさか一人で全ユニットを操作するために使われるルールなんて予想もしていませんでしたが…。
本来は、操作する人をシャッフルして相手を撹乱するとか、そういう使い方をするためのルールじゃないんですか?


水上には「将棋が得意」というキャラ設定がある(18巻カバー裏参照)ので、全ユニットを同時並行で動かすのが得意というイメージはしやすいですね。

むしろ普段のランク戦より得意分野に近いので、水上無双の可能性もあるかもしれません。
というか、こんな狂った作戦を仕掛けてくる水上があっさりと負けてくれるとは思えないんですよ。次回が怖いです。


今回の水上、一人で全ユニットを操作すること以上にヤバい点があります。未だに隊員に戦闘シミュ演習の存在を伏せていることです。

バレたときの人間関係を想像するだけで怖いですね(特に照屋)
207話で水上が規定を削除したときもビビりましたが、あれから一切情報の共有をしないまま突き進んだ今回の衝撃はそれ以上です。




その他の描写

水上関連以外で面白かった描写についての感想です。

「たぶんおれ こういうの得意だと思う」

遊真のセリフ。
これだけ自信があるのは、シミュレーションに慣れているからだと思います。近界で傭兵として戦っていた頃、毎晩のようにレプリカ先生とシミュレーションを繰り返していましたね。

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101話

「はっきり言って戦力的に負ける要素がない」

二宮さんのセリフ。
自惚れでなく、客観的に考えても戦力が充実しすぎなんですよね。これがランク戦なら負ける要素は本当にありません。

ただ、戦闘シミュ演習では、相手の動きを予想して自分の動きを決定する思考力が普段よりも重要になると思われます。ユズルはともかく千佳がそういう動きをスムーズにできるのか。
年少の中学生が2人いる二宮隊が意外と苦戦する展開もあり得るかもしれません。


「太刀川はダメだ」と拒否する二宮さんがダメ人間で好きです。
地味にポンコツというか…本当に感情で動くタイプですね。

これを見た太刀川さんが二宮さんを減点していて更に笑いました。

クソゲーだわ」の見切れ表現

冒頭、台パンして「もう1回!」を繰り返す香取、ゲーマの風格がありますね。香取らしくて好きです。

あと 「クソゲーだわ」の吹き出しが見切れてる表現が秀逸でした。

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215話

バラエティでよくある、喋っている途中でVTRがカットされる演出みたいで面白かったです。アニメで描かれるのがアニメで描かれるのが今から楽しみです。

次回への展望

水上が一人でどういう戦いを繰り広げるのか。他の隊員に隠し通すことはできるのか。バレた場合、隊員との関係性がどこまで悪化するのか(特に照屋)

この3点に注目して次回を待とうと思います。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
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