漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2021年1号】週刊少年ジャンプ感想 表紙:僕のヒーローアカデミア

f:id:mangalab:20201210184317j:plain
週刊少年ジャンプ2021年1号 集英社

ジャンプは一足早く2021年に突入です。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




🥇アンデッドアンラック

だから!神回の翌週に神回を連続して描くなっていつも言ってんだろうが!!

過去回想を中断するブレーキをかけるかと思いきや、アクセルの踏み間違えで144年分も時間を進める作品があるらしいです笑


サブタイの「デッドライン」は、ヴィクトルの技「死閃」と、風子ちゃんがアンディと出会える文字通りの「デッドライン(締め切り)」のダブルミーニングですね。オシャレ〜。


タピオカおじさん、1話以来の登場です笑

f:id:mangalab:20201210185341j:plainf:id:mangalab:20201210185351j:plain
アンデッドアンラック1話 戸塚慶文

風子ちゃんが日付を尋ねたときには既にタピオカを持っていたので、これより前にアンディとおじさんはもう会ってたのかな。


死閃カッコいい…!
デッドラインにこの漢字を当てるの天才ですか?天才ですね。

主人公を殺し続けるとかいうクソみたいな所業を犯してるヴィクトルですが、心の底からは嫌いになれない不思議な魅力があります。
悔しいぐらいにカッコいい笑

ただ、ヴィクトルが風子を殺し続けるシーンは、逆説的にアンディと風子じゃなきゃハッピーエンドに辿り着かないことの補強になってるんですよね。

ヴィクトルとしては彼の理念に従って合理的にやってるので皮肉です。


新アンディ、風子と再会するときに備えて144年間も修行してきたのか…。
こんなパワーアップの仕方あります?笑

冒頭の安野雲先生にも言ってますが、この強化は現実世界にも反映されそうですね。
否定能力は想いの力で強くなるという設定が上手く活かされてます。


少し本の中の世界については疑問点が。
単行本で補足入るかな?無くてもギリ納得できる程度の疑問ですが。

アンディの最初の記憶のところにヴィクトルがいるのはまだ分かるんですが、時代を超えてストーキングして来れたのは何でなんだろう?笑
過去の風子と現在の風子が同時に存在するのでは?というのも気になるところです。


LINEスタンプ!?
連載開始1年経ってないのにLINEスタンプとはかなり早いですね〜。編集部の期待の現れですかね。

シェンの「精彩」とムイちゃんの「知同了」ジーナさんの「しゅきいい!!」とか欲しいですね〜笑


🥈呪術廻戦

アニメで逕庭拳を会得した次のジャンプに逕庭拳を持ってくる構成とか完璧かよ…。
芥見先生、連載とアニメの連動が上手すぎないですか?

来週も番外編ですが、これで最後と言わず何回でも休んじゃって下さい。


東堂マジですか…。

フェイク自体は見慣れたものではあるんですが、流石にしんみりとしてしまいますね。
術式を「死んでいる」と相棒のように表現する東堂からは切なさすら伝わってきました。


偽夏油…!
まず間違いなく真人のことを取り込むでしょう。

渋谷事変も終局が近そうです。


心配なのは虎杖のメンタルですね。
虎杖の発言が完全に間違ってるとまでは思えないですが、少なくとも少年漫画の主人公が行き着く答えではないんですよ…。

九十九(と偽夏油)の提唱する呪霊の生まれない世界に虎杖が惹かれる可能性が少しあるかも。
流石に虎杖のことを信じたいですが、ちょっと今はメンタルが不安定なので怖さがあります。


🥉チェンソーマン

あ!チェンソーで斬りかかるシーン、連載開始号の表紙の伏線回収か!

f:id:mangalab:20201210190323j:plain
週刊少年ジャンプ2019年1号 集英社

いや、ここが伏線とすら気づいてなかったよ…笑


マキマを倒した方法ですが、「パワーの血で再生を遅らせる→その間にデンジ(=チェンソーマン)が食べて支配という概念を消す」って解釈で合ってますかね?
なるほど…。早川家で料理を覚えてたのもマキマさんを殺すための伏線だったんですね(んなわけ)

納得できない決着ではないですが、こう… 唐突ですね。
全く決着を受け入れる覚悟が出来てなかったです笑


次号最終回。最終回!?
唐突すぎて実感湧かないですね…。

連載開始が2019年1号なので、ちょうど2年くらいの連載でした。1年以内に終わらなければ、4、5年は連載が続くイメージがあるので、連載期間が2年ってのはむしろ珍しい気がします。


重大発表はアニメ化が本命。

対抗は実写化とかでしょうか。
いずれにしてもメディア化は難しそうですが…笑

大穴はチェンソーマン2(続編)です笑
まあ、何が来てもメチャクチャ盛り上がる気しかしません。




僕のヒーローアカデミア

表紙!巻頭カラー!原画展キービジュアル!

最高の絵の三連弾を喰らってしまいましたね…。
全部のイラストで画風が違うのが凄いです。


巻頭カラーめちゃくちゃオシャレなんですが、知らない奴が1人混じってて気になってしまいました笑

結果発表のページを見てようやく分かりましたよ。
真堂ね。仮免のときの他校のエースですね。

これはガチでコアなファンがいるのか、ネタキャラなのかどっちだ?笑


ルミリオン、読者の気持ちもユーモアで明るくしてくれるから誰よりもヒーローに向いてる笑

波動さんが元気出すのも納得です。てか、美形の女子キャラがガチの表情になるの良いな…。


かっちゃんのユーモアセンス()に爆笑させられてから、荼毘のこの顔である。それは駄目だって…。

荼毘の「過去は消えない」という残酷なド正論に対して、デクが「"今"のエンデヴァーを僕は見てる」と正面からぶつかり合ってくれたのがせめてもの救いです。


「おまえはエンデヴァーじゃない!」は体育祭での「轟くんもあなたじゃない」の再現ですかね。
デク本人にその意識があるかは分からないけど、胸が熱くなるセリフでした。


ここに来てヒーロー優勢の展開が続いていて、ワンチャン勝てるんじゃないかと期待してしまってます。
この期待感は更なる絶望への念入りな準備かと疑ってしまう自分もいるんですが…。


Dr.STONE

ついに石化装置の謎を解明するときが来ましたか…。

テクノロジー自体は21世紀を遥かに凌駕してますが、人間に扱えないものではないというバランスが絶妙。

どこまでもファンタジーじゃなくてサイエンスですね。


もちろん石化装置の全容が解明するのは南米についてからになると思いますが、待機組の争いの火種にはなりそうです。


ジャンプフェスタのお知らせ

ロボコ大役任されてるな〜笑

今年はオンラインなので移動費かからずに参加できてありがたいですね。
会場で生の雰囲気を味わえないのは残念ですが…。


アプリはもうダウンロードできます!
容量がかなり大きいので注意です。


破壊神マグちゃん

ナプってんなぁ…笑

不快感のないゲスキャラが成立してるの素直に凄いですよね。流々ちゃんの聖人っぷりとの対照でゲスが際立ってます笑

でも元凶はナプタークの給料を横領してたウネさんなんじゃ…?


BUILD KING

古き良き漫画を貫き通してますね笑

強敵かと思いきや雑魚とかパンチラとか、一周回って新しいですね。

これはこれで好きですし、王道成分が補給できるのでジャンプ全体を読んだときのバランスは良くなってる気がします。


マッシュル

イノセントゼロってそんなラスボス的な立ち位置だったんだ。要はヴォルデ◯ートですね笑

ちょっと具体的な感想を書くのは難しいですが、普通に今週も面白かったです。
ラストとか相変わらずぶっ飛んでる。どんなってんだよ笑


約ネバ特別編

やっぱり脱獄エピソードは独特のスリル感があるので好きですね〜。
セシルが実は…っていうラストのおかげで、凄惨な結末ですが救いのある読後感でした。


実行犯を見逃したグランマの判断とか、セシルの「あんた何てことを」という反応がガチっぽいのとか、見取図だけで即処刑されたのとか、ちょっとご都合を感じる部分はありましたが、そのへんは無視です笑


SAKAMOTO DAYS

新キャラ登場。

坂本さんの奥さんをヒロインと呼ぶのは難しいので、こっちがヒロインですかね。1話の巻頭カラーには描かれてないので、もしかしたらレギュラーキャラでは無いのかもしれませんが。

理想論を掲げて実力が足りない奴は好きになるのが難しいことが多いんですが、このキャラはしっかり人助けの実績があるので好印象です。


坂本さんとシンのバディは安定感があって良いですね〜。
ほのぼのコメディとカッコいいバトルのギャップが効いてる作品ですが、どちらのパートのときでも良いバディだなって思います。


僕とロボコ

いつも通りパロディ盛り沢山でしたが、何故か乗り切れませんでした…。
やっぱりロボコはあのフォルムじゃないといけないのか?笑




夜桜さんちの大作戦

これまで登場させてきたキャラ全員集合!?

夜桜ってバトル展開に入る前は、ゲストキャラで1話完結の話をずっとやってましたもんね。
当時は数撃ちゃ当たるの精神でやってると思ってましたが、まさか今になってあれを有効活用してくるとは…。

意外と大体のキャラは覚えてました。最後に二刃姉さんと一緒にいたキャラだけは記憶になかったですが笑

夜桜兄妹と絡ませることで、過去キャラもそれぞれの個性が際立って良かったです。
四怨姉さんと太陽の同級生のダメスパイの絡みが一番好き。


ラストの見開きおじいちゃんはあざとすぎました…笑

ほらカッコいいだろ?と足元見られてる感じがしました。実際カッコいいんだけれども笑


あやかしトライアングル

バトルやってるときはバトルでも面白いな〜と思ってましたが、やっぱりコメディの方が面白いんじゃないかとまた考えが変わりました笑

エロがそこまで前面に出てるわけではない今の塩梅が個人的には一番好きです。


高校生家族

お父さん、馴染むどころかこき使われてんの酷いな笑

誰にも敬語使われてない…。でも洲崎くんと熱い青春送ってて楽しそうです。
ここの2人だけハイキューかな?笑


灼熱のニライカナイ

裏のある悪役かと思いきやただのクズでした笑
コテンパンにやり返してスッキリです。相手が相当ヤバかったんでこのくらいは許されるでしょう笑

新キャラ登場で次号新章ですが、僕は振り落とされずについて行けるのだろうか…?


AGRAVITY BOYS

絶対に触れてはいけない設定に手を出したかと思ったら、何故か斬月のオッサンが出てきた。

と思ったら、ただの変態でした笑


仄見える少年

あの…掲載順?
そろそろ姉降臨の回のアンケートが反映されるはずなんですが?

普通に高クオリティの作品のはずなんですがね…。個人的には今年の新連載の中で上位に来る作品なので、掲載順がもう少し上がってきて欲しいです(ちょっと今週はアンケート枠に余裕がなかったです。ごめんなさい。)

千手童子戦のアンケートが反映されるのいつだろう?


新キャラの小町ちゃんですが、タヌキになってからの方がキャラデザがまとまってる気がします笑

キャラの立ち位置的にも、伊織と哀別さんの間に割り込むうざいキャラだったのが、被害者と判明して不快感が少し軽減されました。

今週の状況まで含めてのキャラメイクだったんですね。
初見だとあまり好きになれてなかったので良かったです笑



ここまで読んで頂きありがとうございました。

良かったらブログにスター、告知ツイートにいいねをつけて頂けると嬉しいです。更新の励みになっています!

また別の記事でお会いしましょう!