漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2021年20号】週刊少年ジャンプ感想:スイーツバトルコメディ新連載「アメノフル」

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週刊少年ジャンプ2021年20号 集英社

今回の改変はこれで完了ですね。
in アオのハコ アメノフル
out 仄見える ビルドキング
となりました。

今週のアンケートは「アンデラ」「アオのハコ」「クーロンズ」で送ろうと思います。

注意
ネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。




アメノフル 第1話

新連載。
スイーツとバトルという斬新な組み合わせの漫画でした。


感想なんですが、正直に言うとですね…。
現時点ではそこまで刺さってないです。

もちろん、ジャンプに載ってるレベルなので、面白くないわけじゃないんです。
巻頭カラーやラストの見開きは「お!」となる迫力でしたし、お菓子とバトルの組み合わせのギャップや、ペロペロキャンディが東京を滅ぼしたというインパクトのある世界観も好きです。

ただ、ジャンプで生き残れるかどうかを評価基準に考えると、「今のところは厳しいかな」となってしまうのが率直な感想です。


というのも、モチーフは斬新なんですが、物語の骨格にあるのは既視感のあるストーリーなんですよね。
具体的に言うと、「ペロペロキャンディ」は斬新だけど、「主人公がバレたらマズイ能力を持ってる」はテンプレ…みたいなことです。

かなり乱暴なカテゴライズになってしまいますが、「モチーフは強いけど個性の薄い王道漫画」ということになるんじゃないかな。

独断と偏見ですが、ZIPMANやジガと同じカテゴリーに当てはめてます。
設定は全く違うんですが、何となく雰囲気が似てませんか?


というわけで、何かオリジナリティとか強烈なヒキが来るのを楽しみに待ちたいと思います。
モチーフを活かしたエピソードとか演出が出てきたら、この作品のことを一気に好きになれるかもしれません。

とりあえず次回以降に期待ということで。

アンデッドアンラック No.060

不真実の発動条件、ここで「好きな相手のみ対象」が効いてくるのか〜。

これまでは「強いやつほど好きになる」というシェンのバグみたいな性格でクリアしてきましたが、「強いけど大嫌い」という相性最悪の相手が登場してしまいました。

改めて考えると、この能力かなり扱いづらいですね。


ファン、ガチの外道。
毎回言ってますけど、ファンは敵としての魅力が溢れてます。
特に大義があるわけでもなく、ひたすらに己の欲を満たすために他人を虐げるの、これでこそ悪人ですよ笑

アンデラ世界で一番ラスボスに相応しいキャラだと思います(ラスボスではない)


アンディの紅渦拳、火力がエグい。
大砲みたいな威力が出てますね。これを受け止めるファンもエグい。

ここからはアンディと風子がメインで戦う流れ。
シェンが不真実を使えないのは痛いですが、因縁があるのはシェンの方なので、何とかして参戦して欲しいですね。

アオのハコ #2

この作品の感想、これに尽きる。

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アオのハコ #2 三浦糀 集英社

まず、Cカラーが可愛すぎました。
負けました。こんなの勝てないです。好きになるしかない。


そして、本編もヤバい。
ジャンプとか「いつも体育館で見てるし」とかミサンガとか、破壊力が半端ないよ…。これで好きにならないやつとかいないのでは?笑

逆にいうと、千夏先輩がこれを無意識でやってたら恐ろしいんですよね。こんなの勘違いしてもおかしくないですよ?
もしかしたら既に猪俣に好意を向けてたりする…とかあるのかな。ラブコメの距離感ならこんなものか…?


あと、部活の描写がしっかりあったのが地味に嬉しかったです。
同居すると部活の存在感が薄れちゃうんじゃないかと不安だったんですが、しっかり物語の軸に部活がありました。

猪俣が「俺なんか…」とウダウダせずに、IH出場という目的をすぐに決めたのも良かったですね。前向き。
猪俣くんの好感度も順調に上がっていってます。




クーロンズ・ボール・パレード 第10話

お前…アンケート取れてなかったんか…。
とりあえず今週は送っとこう笑

特別好きというわけではないんですが、普通に面白いですし貴重なスポーツ漫画ですし、ゆっくり読んでいきたいな〜と思ってます。アンケートの枠に余裕があるときは積極的に入れていきたいですね。


本編の感想。
ショート失格の理由は納得度の高い説明でした。剣くんはしっかり説教してくれてるし、龍堂くんが場を和ませてくれるし、小豆田が具体的な提案。

本当にキャラのバランスが良いんですよね…。
球漫画であることを楽しんでるというより、キャラの絡みを楽しんでるといった方が正しいかもしれません笑


さて、椿くんの性格問題。
今の性格も生意気ながら愛嬌があるんですが、流石にこのままだと成長がないので、このエピソードでしっかり補正してあげて欲しいところ。

呪術廻戦 第146話

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呪術廻戦 第15話 芥見下々 集英社

今週の感想。

虎杖「これがこうなるわけか」
俺「どれがどうなるわけだ?」

"彼岸へと渡す境界"が日本を横断する感じですか?
死滅回游との関係がよく分かんねえ。虎杖の理解力が俺にも欲しい。

硝子さんの「使用禁止ではなく剥奪だから縛りでもない」とか、そのへんの考察もよく分からないので、雰囲気で呪術を読むことに決めました。

単眼猫先生ごめんね。頑張って考えたんだろうけど。
大枠は理解できてると思うので許してください。


すっからかんの忌庫。
五条家、悟が封印されて秒で軽視されてるの笑うしかないです。
悟が生まれる前までどうやって御三家の立場を保ってたんだよ笑

会話の中で出てきた、秤の参戦や組屋鞣造のアトリエも楽しみです。


死滅回游游泳者 髙羽史彦

ケンさんはケンコバさんがモチーフのキャラですね。
番組で共演してたのでその縁かな?羨ましいです笑

最後のセリフの「本当は七三くらいが…」が少し気になります。
呪術で七三といえばナナミンですが、関係あるのかな?
羂索に与えられた術式が十劃呪法とかなのかもしれませんね。

僕のヒーローアカデミア No.309

オールマイト戻ります」

良かった〜。ちゃんと大人の保護下でのヒーロー活動だったんですね。
個人的にここは最大の懸念点だったんですよ。スピンオフのコーイチみたいに勝手にヒーロー活動やってるんじゃないかって。

周囲を巻き込まないための単独行動ということで納得です。
しかも、「周りに迷惑をかけない!全て背負いこむ!」という闇堕ちをせず、ちゃんと頼るべき大人は頼ってるので偉い。


お母さん問題。
ここを説得するのかなり難しいだろうな〜と思ってたんですが、こんな回想持ってくるのは卑怯ですよ…。

こんなの言われたら止められない。お母さんに「あんなこと言わなければ良かった」と後悔させないためにも、ちゃんと生きて戻ってきてくれ。


「殺しが救いになる事もある」
おそらくデクがこれを選ぶことはないと思うんですが、こういう選択肢もあるよと視野が広がるのはとても良いですね。

これが最も現実的な選択肢で、この作品世界のリアリティを担保するセリフでもあるんだろうな…と。


Dr.STONE Z=193

スタンリー、ワンチャン狙ってくるのかなりクレイジーでしたね。
本当にゼノのことが大好きなんだな笑

ギリギリまで諦めなかったけど、最終的には負けを認めて石化されました。
これなら石化解除後もスムーズに話を進められそうです。


「その日─世界中の人間は全て石になった!!」

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Dr.STONE Z=1 稲垣理一郎 Boichi 集英社

1話のナレーションのセルフオマージュは熱い。
サブタイも1話の「STONE WORLD」に対して今回は「OUR STONE WORLD」になってます。

こういう過去のエピソードに絡める演出は大好物です。


さて、石化後の話。

すぐに石化解除するものだと思ってたんですが、意外と時間経ってますね。季節の移り変わりのコマを見る感じ、2年くらいは経ってそうな感じです。
これだけ長期間になると、復活システムや予備の復活液の保存状態が心配ですね。

復活したスイカ視点で物語を再開するのが本命ですが、ラストのコマから予想すると、人類の復活を待つ犬と猪のW主人公になるのかもしれません笑

次回以降、どういう風に物語を展開させていくのか楽しみです。

SAKAMOTO DAYS DAYS20

急に荷台に飛び乗ってきたシンに「お〜もってけもってけ」で木材をあげられるオッチャン、強い。
この世界、リアリティが薄いというか、治安が悪いというか…。
ほんと便利な世界観ですよね笑


前回から強めの印象を残していた田中さんと後輩ズ。

後輩のセバちゃんが透明能力を使ってきました。
ただの濃いモブと思わせてからのメインキャラですか。
なんだか不思議な登場方法でしたね。ぬるっと登場してました。


セバちゃんの透明人間の描写が斬新でした。

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SAKAMOTO DAYS DAYS20 鈴木裕斗 集英社

こういう風に背景がグニャってなる表現方法は初めて見ました。
普通は全く見えないか、透けて見える感じの描写じゃないですか。これは空間が捻じ曲がってる感じが好きです。
独特の不気味さとカッコ良さがありました。


真霜、このエピソードでは出番なしかと思いきや、花ちゃんと絡んで出てきましたか笑
精神年齢が同じくらいだからか、ここのコンビの相性がかなりいいです。
ずっとこの2人で組んでてほしいかも笑


ここまで読んで頂きありがとうございました。
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