漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

【2021年35号】週刊少年ジャンプ感想:アオのハコ・アメノフル・ヒロアカ

f:id:mangalab:20210804100411j:plain
週刊少年ジャンプ2021年35号 集英社

表紙のデクがカッコいい35号の感想。

今週のアンケート3作品は、アオのハコ、アメノフル、ヒロアカ。
次点はアンデラと呪術廻戦です。




アオのハコ 15話

遂にこの日がやってきました(歓喜

雛に同居がバレました。
バレ方として面白いのは、千夏先輩と猪俣が「気づかれたことに気づいていない」という点。
雛から「どういうこと?」と直接的に聞くのは難しいでしょうし、さりげなく探ろうとしても二人はバレてないと思ってるので誤魔化すはずです。
しばらくは雛だけがモヤモヤする展開が続きそうですね。


さらに、後半の同居バレへの助走として、前半で雛から猪俣への好意が匂わされているのが残酷で良かったです。

デートを思い出してニヤける猪俣に「その顔ムカつく」と複雑な表情をしたり、「大喜が中2の時捻挫したの知ってますか?」と千夏先輩に幼馴染マウントを取ったり…。
猪俣の友人の「普通の女子だと思うよ」や千夏先輩の「蝶野さんって…」というリアクションを見るに、周囲のキャラは雛から猪俣への好意に気づいているようです。

ただ、周囲にはバレバレの恋心のくせに、本人は心の声で「どうだ大喜 株を上げておいたぞ!」と、猪俣と千夏先輩を応援する姿勢をとってます。
本人だけ自分の恋心に無自覚なのが良いですね。


こうなると、同居判明は絶望の序章でしかなく、猪俣への恋心を自覚したときに真の絶望が訪れそうです。
楽しみ。

アメノフル 14話

カッコいいのかバカなのか。
正解は両方です。


まずは前半の入江先輩vs敵二人。
ここはカッコよかったですね。入江先輩が手前になったり敵が手前になったり、奥行きが強調されたダイナミックなバトル描写でした。
バトル漫画として好きです。


次はセクハラの指摘。
ここはバカでしたね笑

入江先輩に緊張感がないのは分かるとして、敵はどうして話に乗ってくるんだよ。
「君からは下心といやらしさを感じるんだよね」「君 話してる時どこ見てる?」と散々な言われように対しても、ズボンをギュッと掴んで耐えようとしてるの好き。
我慢できなくて泣いちゃったの草。


そして最後に「じゃあ今から本気ね」
今週のジャンプでここが一番カッコよかった…!

苦戦してた強キャラが実は本気じゃなかったという展開の熱さも勿論ありますが、舌に金平糖を載せている姿がビジュアルとしてカッコいい。


アメノフル、やはり面白いな。

僕のヒーローアカデミア 321話

最後のダメ押しは飯田くん。

かっちゃんかお茶子がダメ押しすると思っていたので、飯田くんは少し予想外の人選でしたが、そもそもデクvsA組をやってる意味を振り返ったら納得できました。

今回のバトルは、A組全員で単独行動中のデクを連れ戻すためのバトルでした。
お茶子が「君を否定したいわけでもなくて…」と言ってはいますが、単独行動をやめさせるには集団の強みを再確認する必要があったのかなと思います。
具体的には、切島がディテクターを取り押さえるために別行動していたり、複数人の個性を組み合わせて人間カタパルトしてるあたりが集団の強みの描写ですね。
あと、「A組全員でデクを連れ戻す」という目的はサブタイの「A組からAFOへ」にも込められていたと思います。


これらを踏まえると、デクとの個人的な繋がりが深いかっちゃんやお茶子ではなく、A組のクラス代表である飯田くんが選ばれたのは納得でした。

アンデッドアンラック 73話

「いいね 上等だ」

震えました。ここのアンディはカッコよすぎる。
「いいね」まで読んだ段階では、いつも通り「最高だ」が来るものと思っていたので、ページをめくると「上等だ」が目に入ってきてビックリしました。

風子を奪われた上に喧嘩を売られてるんですもんね…。そりゃ「最高だ」じゃなく「上等だ」になるな。


あと、友才についても少しだけ。

「アイツの能力があれば これ以上花びらが抜け落ちることはない」というセリフから、友才の能力は「UNDRAW-不抜-」説が更に有力になりました。

アンディが友才の能力を把握しているということは、付き合っていた頃から友才は否定者だったようです。友才が否定者に選ばれたのは別れてからだと勝手に想像していたので少し意外でした。

アンダーに加入している理由なんかも気になるところです。

呪術廻戦 153話

今号から連載再開。

読むのが久しぶりすぎて変な感じがしました。
元々こんな感じの作品だったのか、新展開に入ってから雰囲気が変わってるのか。
ツイッターでは「ハンターっぽい」と言われてたので、それが原因かもしれません。


今回の見どころは秤の登場。

正直なところ、第一印象はあまり良くなかったですね(ルールを破って賭け試合を主催してる奴なので印象が良いわけがない)
ただ、同じように第一印象の悪かった京都校のメンバーも、背景や内面を知るにつれ好きになっていったので、秤も内面の描写で好きになれたら良いなと思っています。

流石に「実はめっちゃ良い奴でした〜」みたいなことはないでしょうが、善悪に関係なくキャラの「芯」が分かると、キャラの魅力に深みが出るので楽しみですね。


あと、3年生の星綺羅羅も初登場してます。
こちらの第一印象もあまり宜しくない。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
はてなスターや告知ツイートにいいねを頂けると嬉しいです。更新の励みになっています!