漫画研究室

ジャンプ作品の感想や考察を書いている個人ブログです。ジャンプ感想を毎週更新中。ワートリ感想を毎月更新中。呪術廻戦・アンデラの単行本感想を随時更新中。

週刊少年ジャンプ感想 2021年48号:サカモトデイズ 45話・ヒロアカ 331話・高校生家族 60話

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週刊少年ジャンプ2021年48号 集英社

サカモトデイズが1周年記念で表紙&巻頭カラー。
ジャンプ48号の感想です。

今週のアンケートは「サカモトデイズ」「ヒロアカ」「高校生家族」で送りました。

SAKAMOTO DAYS 45話

囚人写真風の巻頭カラー、良いですね。
シンプルな構図なのに雰囲気があってカッコいいです。

手に持っているプレートに書かれている「DATE」は誕生日でしょうか。
ルー:2002/4/8
坂本さん:1993/11/21
平助:2001/12/17
シン:2000/6/7
南雲:1993/9/9
坂本さん、見た目は安西先生なのに20代なのか…。どういうこと…?


さて、本編。

葵さんのピンチとハラハラしながら読んでいたはずが、死刑囚の腕を折って更にナイフを突き刺したのでビックリしました。
ここで「実は葵さんが最強キャラだったの!?」と勘違いしかけましたが、実は南雲の変装でした。
葵さんの反撃と南雲の変装。二重の裏切りだったんですね。ここまで見事に騙されるとむしろ気持ちがいいです。

南雲のバトル描写が楽しみです。
死刑囚の肩に手を回して「無理でしょ〜」と煽るなど既に実力差がハッキリしているので、南雲の本気が見れるかどうかは微妙ですが、未だに南雲は本格的なバトル描写を見せてくれたことがないので期待してしまいます。


場面転換して、東京タワー。

ピー助と軽い口調で喋っていた平助が、そのままのテンションでクソかっこいい狙撃に移行するのが最高でした。ガラス割り直下狙撃&破片で跳弾とかカッコ良すぎる。

糸使いが一気に距離を詰めてきて平助の銃が輪切りにされたときは流石にビビりましたが、坂本さんが到着即キックしてくれたので安心ですね。
死にかけてたのに「いや〜助かったぜ!」と絶対にキャラを崩さない平助が良い。




僕のヒーローアカデミア 331話

死柄木が「新秩序」について考察。

ページあたりの文字数が多すぎて、ハンターハンターみたいになっていました。
何でもアリのチート能力と思っていましたが、作品が破綻しない程度の制限はついていたようです。
もし「指定範囲の空気に触れると死ぬ」が可能だったら、ここで死柄木を倒して作品が終わってしまいますからね。安心しました。


スターのバトルは、死柄木が小難しく考察しているのとは正反対の豪快さで、読んでいて爽快でした。
1000倍の分身で殴ったり、レーザーの槍で貫いたり、「パワーイズパワー!シンプルイズストロンゲスト!」のアメリカンスタイルです。

ラストのミサイルもハリウッドのような壮大な攻撃でした。
ハリウッド映画は、モンスターを倒すのに米軍がミサイルをぶち込むイメージがあります。とにかく派手に爆発させたがる。


あと、本筋からは逸れますが、スターが「これで倒せるならエンデヴァーが倒せなかったはずがない」と言ってくれたのが嬉しかったです。
スターがオールマイトだけじゃなく、エンデヴァーの実力も認めてくれているの何か良いですよね。

さらに話が逸れますけど、レーザーよりエンデヴァーの方が火力高いのか。そりゃ息子に冷却機能をつけたくなるよな…。

高校生家族 60話

文化祭という学園漫画の定番イベントを「家族と一緒の文化祭」という視点で描いたことに脱帽しました。
高校生家族の設定を150%活かしていて、これを読むと他の可能性を何も考えられなくなるくらいの最適解です。


切り取り方で優勝が確定しているので、みんなの家族が登場するだけで面白かったです。
西くんのママの「ママらしさ」とか最高でした。
その様子を見て光太郎が喜んでいるのも面白かったです。「なんていい日なんだ…!」の表情が満面の笑顔すぎる。お前、いつも苦労してんな…。

教頭先生がカフェに来てくれたのも良かったですね。喧嘩中とはいえ、娘の頑張ってる姿を見に来たかったんでしょう…。
ほんのり胸に沁みる良いエピソードだったはずなんですが、ここだけ妙に温度感が違うので、これはこれでギャグになっていました。ズルい。


最近は家族それぞれのメイン回を順番にやっていましたが、今回は満遍なく家族全員に出番があったので「高校生家族」という作品の良さを全て味わえたように思います。満足度が高い。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
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