アクタージュscene109「テレビCM」感想・考察 "芸能人"としての夜凪に幸せはあるのか
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アキラ君
海外でもちゃんとお芝居の仕事があったみたいで良かったです。
スターズの事務所パワーありきの人気みたいなイメージがまだ残ってたんですが、銀河鉄道編で可能性が示された助演として順調に成長しているっぽい。
「向こうで出演していた作品の監督に誘われてね 他に幾つかの作品に参加していたんだ」ってセリフ的に、出演してたのは映画かな？脇役だったら短期間で何作品にも出るのも可能でしょうし。
気になるのは明らかにガタイが良くなってることですね笑 肩幅も広くなってるし胸板も厚くなってる。一体どんな映画に出てたんだ…。アクションシーンばっかだったのか？
デスアイランドの頃から身体能力の高さは特徴として挙げられていたので、アクションが強みになること自体は不自然ではないんですけどね。
そのうち本編で何かしらの正解が明かされることと思います。
役者から芸能人へ
夜凪のCM出演に消極的な黒山さん。夜凪との相性を考えて悩んでいるみたいですね。これまで"役者"としては順調に成長してきた夜凪ですが、CMのような"芸能人"らしい活動はほぼしてきませんでした（２話のシチューのCMくらい）。
今までは「役の感情を理解できなければその役柄を演じることができない」という課題に取り組んできましたが、今回のようなテレビCMでは「理解すべき役の感情」が用意されていないです。
これまでのアクタージュと大きく性質の異なる新章になりそうですね。
夜凪の幸せ
「夜凪みたいな奴は小さな劇場で自分の芝居を追求し続けていった方が幸せかもしれねぇ」という黒山さんの考えに対して、アリサさんが「他人の幸せをあなたが決めるの？」と返します。
これは1話で黒山さんがアリサさんに言ってた言葉ですね。あのときと立場が逆転してます。
黒山さんって一見自己中心的なようで、銀河鉄道編の後に夜凪の精神面のケアのために休止期間とったり、意外と大人というかちゃんとしてるんですよね。それも回り回って自分の野望のためになってるからとも言えますが笑
今回の「有名になることが役者の幸せになるとは限らない」というセリフを、1話の「私は幸せになれる役者しか育てない」と合わせて解釈すると「夜凪が有名になることで不幸にならないようにするのが自分の務め」とアリサさんは考えているのかもしれないです。
夜凪の「それでもやりたい」という言葉を聞いて物憂げな表情をして「・・・そうよね」と返事しているところから考えるに、アリサさんがかつての自分を夜凪に見ていることはほぼ間違い無いでしょう。アリサさんが女優をやめた詳しい経緯は明らかになっていませんが、夜凪が自分と同じ道を歩まないように望んでいるのかもしれません。
鳴乃皐月が出てきた理由
今回の夜凪の成長を描く相方として鳴乃皐月ちゃんは最適と言ってもいいキャラクターだと思います。特に「芸歴は長いが精神年齢は低い」という特徴のおかげで、夜凪の常識のない行動にケチをつけたとしても読者がストレスを感じないのが上手いと思います。
あと何より可愛いですし笑。
ちなみに市子さんの説では子役は9歳になると２歳年下の子役に仕事が奪われてしまうそうです。そして鳴乃皐月ちゃんは８歳です。つまり…。
テレビCMの演じ方
「競合会社の製品は外では使わない」「広告をやるということは商品になるということ」とか芸能人としては当たり前の話なんですが、これまで役者一筋でやってきた夜凪にとっては違和感を感じる話ですよね。そもそも夜凪は常識無いですし（飛び蹴りの前科あり）。
むしろ、今回のCM撮影を違和感を感じつつも"とりあえずで"演じれてるだけで凄い成長だと思います。
解決の糸口になりそうなのは、わざわざ連れてこられたアキラ君、あるいは皐月ちゃんの「主演はあくまでこの子（＝商品） 私たちは助演なの」という言葉でしょうか。
台本に無い部分は自分で設定を追加・解釈することで役を深めて演じるってのが一番あり得そうな展開だと予想しています。
いずれにせよ、アリサさんも「活路はある」と言ってますし、このまま何となくで演じて終わりでは無いと思います。
次回の展望
次回Cカラー！！
新キャラの鳴乃皐月ちゃんがカラーで見れるか…。一番可能性が高いのは今回のテレビCMのポスター的なイラストですかね。
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