漫画研究室

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【アンデッドアンラック】チカラの否定能力「UNMOVE-不動-」解説・考察

アンデッドアンラック24話 戸塚慶文

注意
67話までのネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
67話以降の情報について本ページでの更新予定はありません。

アンデッドアンラックに登場するチカラ君の能力の解説・考察です。




基本情報まとめ

否定能力 UNMOVE-不動-
対象 他対象(視界内の全ての物体)
発動条件 強制発動型
自分が動かないこと(四肢の固定)
名前の由来(予想) 重野力→重力→動
特徴 日本出身の少年
サイコロの髪留め
ビビリ癖
ゴーグル


チカラくんは日本出身の高校3年生です。
マフィアに捕まり、ブラジル・リオデジャネイロで闇競売にかけられるところでした。

24話で「UNMOVE-不動-」の否定者だと判明しました。

能力のルール

「UNMOVE-不動-」は、自身が動かないでいる間、視界内の全ての物質の移動を否定する能力です。


ただし、27話では、不動発動中にも関わらずタチアナのUTエリアに押し出される形でアンディが移動しています。

このことから、「能力発動中に対象が運動するのを否定する能力」ではなく、「能力発動時に対象がしていた運動を否定する能力」と言えるかもしれません。

対象が持つ運動エネルギーを一度0にリセットするイメージです。

もしそうならば、視界に入って静止した状態からでも、外部から力を受ければ移動できるのかもしれません。

▼イメージ▼

能力の対象

「不動-UNMOVE-」は他対象の能力であり、「チカラが見ている範囲にある全てのもの」が対象となります。

一つの物体や人物ではなく、空間ごと能力の対象となるのが特徴と言えます。
さらに、No.067で対象だけを視界に映すゴーグルが登場したことで、特定の対象の動きだけを止めることも可能になりました。強すぎる。


なお、見られている範囲"のみ"が動かなくなるため、事前に口元を服で隠しておけば、不動発動中でも喋ることが可能です。

33話では、自分の手で視界を制限しジュイスさんの傷だけを見て止血するなど、バトル以外にも能力を応用しています。

能力の発動条件

能力の発動条件は「体を動かさないこと」です。

チカラにはビビリ癖があって体が震えてしまうため、いつでも思い通りに発動できるわけでは無さそうです。


また、リップは能力の発動条件について「四肢を固定させる」ことではないかと細かく考察をしています。

「四肢を固定させる」条件についての細かい説明は今のところありませんが、動き回っているアンディにおんぶされた状態で能力を発動できている描写があります。
このことから、身体が全体として運動していても、胴体(または頭)に対しての四肢の相対位置さえ変化していなければ、条件を満たしていることになるようです


電車など乗り物の中で発動させたり、アンディに肩車されて動き回りながら不動を発動させ続けたり、色々と応用が効きそうです。




能力の発現時期

中学一年の頃、両親と買い物に出かけた帰り道で能力が発現しました。

その際に交通事故で両親が亡くなっています。


事故の間接的な原因となった「"重"いからって買ったもの全部を一人で持って」と、母親の遺言の「他人のために"動"ける人になって」という言葉が意味深です。


UMAムーブとの関係

否定者とUMAは、対となる存在だと考えられています。

例えば、「UNBURN-不燃-」と「UMAバーン」がその例です。


「UNMOVE-不動-」と対となる存在と考えられるUMAムーブは既に登場してます。


UMAムーブの頭部は、数字が描いてあることやその形状が10面ダイスによく似ている(少し違う?)ことからサイコロをモチーフにしていると考えられます。

アンデッドアンラック8話 戸塚慶文

また、体の模様がすごろくのマス目とコマになっています。


一方、チカラの髪留めにはサイコロがついています。

アンデッドアンラック24話 戸塚慶文


サイコロつながりで何かしらの関連があると思われます。


名前の由来

アンデラの否定者には「名前と能力名がもじりになっている」という法則があります。


チカラのフルネームは「重野力」です。

重野力→重力→動→不動

ということではないでしょうか。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

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また別の記事でお会いしましょう。